アリババ創立のジャック・マー氏、アジア各地やサラエボで目撃情報―新規事業の布石か

Record China    2023年7月16日(日) 20時10分

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アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が、ネパール、パキスタン、さらにボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで姿を現した。新規事業への布石の可能性があるという。写真はサラエボ市の風景。

中国メディアの金融界は15日付で、アリババ創業者の馬雲ジャック・マー)氏がネパール、パキスタン、さらにボスニア・ヘルツェゴビナの首都のサラエボで姿を現したと紹介する記事を発表した。新規事業への布石の可能性があるという。

マー氏は14日午後、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都のサラエボにある有名レストランで食事をした。地元紙によると、魚介類を賞味してレストランのオーナーと雑談したという。

ネパールでの報道によると、マー氏は6月27日午後にネパール首都のカトマンズに到着した。カトマンズではバクタプル・ダルバール広場、スワヤンブナート寺院、巨大仏塔のボダナート、満願大仏塔、タメル地区などの有名観光地に足を運んだだけでなく、同市内のカリマティ青物市場を見学した。

カリマティ青物市場はカトマンズだけでなくネパール全体の農産物の集積地であり、地元経済にとって重要だ。マー氏はカリマティ青物市場に10分ほど滞在したという。

マー氏はカトマンズの次にパキスタンのパンジャブ州の州都のラホールを訪ねた。移動にはチャーター機を使った。パキスタンの英字紙によると、ラホール市に到着したのは6月29日で、23時間の短い滞在だった。マー氏は目立った行動をせず、現地の政府関係者やメディアとの接触は避けた。マー氏は次に、ウズベキスタンに向かったという。

中国メディアの観察者網は、マー氏の訪問先の多くがアリババ傘下の電子商取引企業であるダラズが拠点を置いている場所だ。

ダラズは2012年の設立で、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマー、ネパールの有力電子商取引会社に成長した。その後、18年にはアリババに買収された。買収後にはアリババが有する多くの技術が投入されたという。

アリババは3月に、六大事業グループのそれぞれに最高経営責任者(CEO)と取締役会を設けて、経営を独立させる大きな組織改革を発表した。事業グループの一つが阿里国際数字商業集団(アリ国際デジタルビジネスグループ)で、ダラズの経営も行っている。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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