香港メディアの香港01は18日、香港・九龍湾にあるディスカウントストア「ドン・キホーテ」の店舗で賞味期限切れの北海道産毛ガニが80％オフで販売されていたことが話題になっていると報じた。

記事によると、フェイスブックのグループであるユーザーが九龍湾の「DON DON DONKI（ドン・キホーテ）」店舗の冷凍品コーナーで撮影した写真を投稿。写真には「北海道産」のシールが貼られた毛ガニが80％オフの100香港ドル（約1770円）で販売されている様子が写っているが、その脇の「此日期最佳（この日までに食べるのが最適）」つまり賞味期限には「2023年6月13日」と1カ月も前の日付が記されていた。

1カ月も期限が切れた商品が販売されていることをめぐりネットユーザーの間で議論が巻き起こったが、多くは「問題ない」との意見で、「この日までが『最良』というだけ（食べられないというわけではない）」「冷凍品なら問題ないのでは？」「急速冷凍していれば細菌は繁殖しない。明示してあるのだから買いたい人が買えばいい。食品ロス削減にもなる」といった声が並んだという。

一方で、投稿主は「もし期限切れの食品をこのように販売して良いのなら、表示なんて無視して良いことになる。期限が1カ月過ぎた卵や野菜も食べて良いことになる」とつづり、不満を示している。（翻訳・編集/北田）