2023年7月18日、韓国経済TVは「コロナ禍の海外旅行規制が緩和され、K‐医療を受けに韓国を訪れる外国人観光客が増えている」とし、「特に日本人観光客の整形外科と皮膚科の利用額が大きく増加した」と伝えた。

記事によると、韓国のクレジットカード会社ハナカードが医療業界における外国人観光客のカード消費を分析した結果、今年1～6月に1カ月以内の短期滞在をした外国人のカード消費は約2500億ウォン（約274億円）で、前年同期比で約3倍増加した。

業種別では整形外科（793億ウォン）、皮膚科（567億ウォン）、総合病院（344億ウォン）の順に多く、利用額の増加率は前年同期比でそれぞれ583％、358％、103％だった。相対的に総合病院よりは整形外科や皮膚科など美容目的の医療業種で外国人観光客の需要が高かったという。

国籍別では、整形外科、皮膚科、総合病院の全てで米国の利用額が最も多く、東アジアと東南アジアの国が後に続き上位を占めた。整形外科は米国（207億ウォン）、日本（186億ウォン）、タイ（76億ウォン）の順で利用額が多かった。

利用額の増加規模は日本が最大で、特に整形外科の利用額は前年同期比で25倍に増えた。皮膚科は米国（157億ウォン）、日本（156億ウォン）、中国（44億ウォン）の順で、前年同期比の増加幅は日本が38倍、台湾が34倍、タイが20倍だったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「ソウルの有名病院の皮膚科に行くと外国人が本当に多い。外国人専用を別途運営するのが当たり前になりそうな勢い」「この現象が素晴らしい理由は、基本的に整形手術には1週間の滞在が必要であるため。普通の観光より多くの宿泊代や飲食代が見込める。世界中の人が整形しに来るよう市場を育てていこう」「たくさんの人が韓国できれいになるといいね」「韓国は整形費用が安いのに技術が高いことで有名だから」「韓国人は名前も顔もよく変えるから整形技術が発達している。施術費用を上げてたくさん稼ごう」などの声が上がっている。

一方で「恥ずかしい」「整形天国としてもうけるのは複雑な気持ちだ」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）