Record China 2023年7月20日(木) 9時0分
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18日、環球時報は、中国の造船能力が米国の約230倍であるとする米海軍の報告に、米国内で憂慮の声が出ていると報じた。資料写真。
2023年7月18日、環球時報は、中国の造船能力が米国の約230倍であるとする米海軍の報告に、米国内で憂慮の声が出ていると報じた。
記事は英紙タイムズの12日付報道を引用。米海軍情報部による最新の評価で、中国の造船所の造船能力が2325万トンであるのに対し、米国は10万トンにも満たず、その差は実に230倍を超えることが明らかになったと伝えた。
また、米海軍によると中国には空母を収容できるドライドック50カ所のほか、海軍の建造計画をサポートできる造船所が20カ所、軍艦建造を専門とする造船所も13カ所あるとした。そして、米国が空母を11隻保有しているのに対して中国は現状でわずか3隻にとどまっているものの、中国による空母をはじめとする軍艦建造計画のペースは速く、中国は現在より120隻多い軍艦を保有する見込みだとの予測が出ていることを紹介した。
その上で、艦船の数における中国とアメリカの海軍の格差について米国内では懸念が高まっており、連邦議会や海軍内部から軍艦建造計画を加速させるよう圧力がかかっていると伝え、米海軍が2024年の予算で、コロンビア級原子力弾道ミサイル潜水艦1隻、バージニア級攻撃型原子力潜水艦2隻、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦2隻を含む9隻の軍艦建造費用として328億ドル(約4兆6000億円)を要求し、軍艦増強を進める姿勢を示したことを紹介した。
その一方で、建造数を上回る11隻が間もなく退役を迎えようとしていると指摘し、海軍の5カ年建造計画で示された「毎年11隻を新たに建造する」というペースが守られたとしても退役する艦船の数を考慮すると、米海軍は現在の戦闘艦保有数296隻に対し、60年代になっても385隻までしか増やせないことになると伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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