2023年7月25日、韓国・ニュース1は「韓国人の平均寿命（出生時平均余命）は83．6年で、経済協力開発機構（OECD）加盟38カ国のうち日本、スイスに次ぐ3位を記録した」と伝えた。

韓国の保健福祉部は25日、OECDが毎年公表する保健医療に関する統計「OECD Health Statistics 2023」をベースに、韓国の保健医療水準と現況を分析した結果を発表した。韓国の平均寿命は83．6年で10年前に比べ3年延び、OECD平均（80．3年）を3．3年上回った。OECDトップは日本で84．5年。

全死亡者のうち、早期検診や適切な治療を受けなかったために死亡した人の割合を示す「回避可能な死亡率」は、人口10万人当たり142人（2020年基準）で、OECD平均（239．1人）より低かった。自殺死亡率は人口10万人当たり24．1人（20年基準）でOECDで最も高かった。10年の35人から大きく下げたが、OECD平均（11人）の2倍を軽く超えている。

国民1人当たり（21年基準）の外来受診回数は年間15．7回でOECD加盟国のうち最も多かった。OECD平均（5．9回）の2．6倍に達する。韓国内の臨床医師数は人口1000人当たり2．6人（21年基準、韓医師含む）で、OECD加盟国中メキシコ（2．5人）に次いで2番目に少なかった。OECD平均は3．7人。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「医療の発達のおかげだね」「長生きすればいいってもんじゃない」「薬で延命して何の意味があるだろう。大事なのは健康に長生きすることだ」「長寿より暮らしの質を上げないと」「国民が互いに尊重し合い、幸せに暮らせる国であってほしい」「平均寿命が世界3位、1人当たりの国民所得は世界23位。それでもみんな、生活が苦しいと言っている。欲深いと罰が当たるぞ」「子どもは産まれず、年寄りは長生きする。国家消滅まで30年もかからないかも」「韓国も安楽死を合法化すべきじゃないだろうか」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）