博物館に行って「じわじわくる文化財」を探すのが人気に―中国

人民網日本語版    2023年7月26日(水) 12時30分

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博物館に行って「じわじわくる文化財」を探すのが中国で人気になっている。

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文化財というと、あなたはどんなイメージを抱いているだろうか?中央テレビニュースが伝えた。

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厳かなイメージだろうか?


それとも高尚で近寄りがたいイメージだろうか?


夏休みシーズンとなり、中国では博物館に見学に行く人が増えている。しかし、多くのネットユーザーがアップしている文化財の中には、「じわじわくる文化財」が混ざり込んでいるようだ。

例えば、ステッカーとして大人気になった「あきれて物も言えない菩薩」。


何かに悩んでいるように見える仏像。



お利口に持ち場を守っている忠犬。


困ってもじもじしているように見える陶俑。


これらの文化財を見たネットユーザーからは、「じわじわくる感じのステッカーが大好き。こんな画像ならもっと見たい」といった声が寄せられている。そんな「お願い」に応えて、各博物館が文化財を続々とネット上にアップしている。

安徽博物院がアップしたのは、「良心に照らして話せ」と言っているような盾を持って門を守っている武士の陶俑だ。この2つの武士俑のうちの1体は目を見開いて笑みを浮かべているが、もう1体は眉を逆立て目を大きく見開き、怒っているように見える。片手には盾を持ち、もう片手には武器を持っていた(武器はすでに取れてしまっている)。死者を埋葬する際に陶俑を副葬する方法は秦から唐の時代の貴族の間で流行した。主に各時期の役人のイメージに基づいて製作され、死者の生前の高い地位を示すのに用いられた。


西安半坡博物館は、リアルな魚の模様が描かれた文化財の写真をアップ。ネットユーザーからは「まんまるの大きな目を見ると、『やばい、見つかった!』と言っているように見える」との声も寄せられている。同博物館は新石器時代の村落遺跡博物館で、「人面魚紋盆」は半坡遺跡から出土した文化財の中でも最も貴重な文化財の一つ。2008年の北京五輪のマスコットキャラクター「福娃」の初期デザインはこの文化財からインスピレーションを得ているという。





湖南博物院がアップしたのは、「 いかめしい表情」の人の顔が描かれた青銅鼎「人面紋方鼎」で、これまでに出土した商周(紀元前1600-紀元前256年)の時代の青銅器の中では、唯一人の顔で飾られた青銅方鼎だ。


湖南博物院には現在、約18万点の文化財が所蔵されている。商周の時代の青銅器のほか、馬王堆漢墓から出土した文化財も目玉となっている。うち、わずか49グラムの素紗単衣は、世界で現存するもののうち最も古く、最も精巧で、最も薄くて軽い衣服とされている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)


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