日本産卵、「本物」と「偽物」の見分け方は?―香港メディア

Record China    2023年7月30日(日) 8時10分

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25日、香港メディア・香港01は、生食可能な日本産の鶏卵を見分ける方法を紹介する記事を掲載した。

2023年7月25日、香港メディア・香港01は、生食可能な日本産の鶏卵を見分ける方法を紹介する記事を掲載した。

記事は「生卵をご飯にかけたり、生卵を肉につけたりして食べる香港人は多い」とした上で、生食可能な卵は日本産に限られており、しかも「日本産」とラベルに書かれているからといって必ずしも全てが生食できるとは限らないと指摘した。

そして、安心して生食できるかどうかを見極める方法として、パックに「TAMAGO=JAPAN EGG」のロゴが印刷されているかチェックすることを紹介。「TAMAGO=JAPAN EGG」は日本畜産物輸出促進協議会が認定するラベルで、卵の洗浄、消毒、殺菌、包装、流通の全工程が基準を満たし、「生食用」に分類されていることを保証するものだと説明し、パッケージに「TAMAGO=JAPAN EGG」と印字されている鶏卵は、製造日から3週間以内であれば生食可能だと伝えた。

また、「TAMAGO=JAPAN EGG」ラベルを取得するためには、自動選別包装施設(GPセンター)で卵殻の洗浄、殺菌、乾燥、再殺菌プロセスを経ていること、卵を産む鶏の飼料が原材料の購入から配送、保管、製造に至るまですべての工程で汚染から守られていること、鶏がサルモネラ菌の検査とワクチン接種を定期的に受けていることなど厳しい条件をクリアする必要があるため、このラベルを取得した鶏卵は生であっても安全に消費することができるのだと紹介している。

記事は、香港の市場には「偽日本産の卵」が数多く流通していると指摘。食品表示には「日本産」と記載されているものの、食品パッケージに記載されている内容が誤字・脱字だらけだったり、15個入りの箱が「10個入り」と表示されていたり、会社のロゴも異なっていたり、製造・包装業者の住所が記載されていなかったりといったものは、日本の卵のふりをした中国本土産の卵である可能性が高いとした。

さらに、香港の食品安全センター(CFS)が一般消費者に対し「卵は認可を受けた、評判が良く、衛生状態の信頼できる店で購入し、卵の供給源には特に注意する」よう呼び掛けていることを伝えるとともに、スーパーマーケットで購入した卵について産地やロットまで追跡でき、配送や保管方法も規制されているため、市場で購入したものより品質が比較的安定している上、安全性も高いと紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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