2023年7月27日、韓国・マネートゥデイによると、昨年11月1日時点の韓国の人口が5169万2000人で前年比0．1％（4万6000人）減り、2年連続の減少を記録した。単身世帯の割合は増加を続け、34．5％にまで拡大したという。

記事によると、韓国の人口は20年に5182万9000人でピークを迎えた後、21年に5173万8000人に減り、昨年も2年連続の減少となった。

昨年の人口の増減を細かく見ると、韓国人は4994万人で前年比0．3％減少した。外国人は175万2000人で6．2％増加した。

15～64歳の生産年齢人口は人口全体の71．0％（3668万6000人）だった。65歳以上の高齢人口は人口全体の17．7％（914万6000人）、0～14歳の幼少年人口は11．3％（586万人）を占めた。前年比で幼少年人口（マイナス22万8000人）と生産年齢人口（マイナス25万8000人）は減少したが、高齢人口（44万人）は増加した。

また、昨年の韓国の総世帯数は2238万3000世帯で前年比1．6％（36世帯）増加した。主な世帯形態は単身世帯（34．5％）で前年比4．7％（33万7000世帯）増加したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「住居費は高いのに給料は少ないから子どもを産んで育てられる環境じゃない。子どもの教育にかかる費用も莫大でとてもまかなえない。社会構造を根本的に改める必要がある」「今の時代に生きることは簡単なことじゃない。自分の子どもにこんな苦痛を味あわせたくない。最初から子どもを持たないのが正解だろう」などの声が上がっている。

また「地下資源のない国に5000万人は多すぎる。3000万人くらいがちょうど良さそう」「どうせ人口減少は止められないのなら少数精鋭で行こう」「競争の激しい国は大嫌い。1000万人くらい集まって仲良く暮らそう」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）