2023年7月27日、韓国メディア・国民日報によると、ソウル近郊・京畿道水原市にあるカフェで「接客態度が気に入らない」との理由で店長の顔に飲み物を投げつけた40代の男性が暴行の容疑で立件された。

記事によると、店長は当時、男性からドリンク4杯の注文を受け4穴のテイクアウト用ドリンクホルダーを用意していた。しかし男性と一緒に来店した女性から2穴のドリンクホルダーに2杯ずつ入れるよう指示されたため、手に持っていた4穴のドリンクホルダーを投げるように棚に置き、2穴のドリンクホルダーを用意した。

これを見た男性は「客の前でそんなふうに投げるな」と注意した。これに店長が「私の勝手です」と答えると、男性は飲んでいたゆずスムージーを店長の顔に向けて投げつけた。スムージーをかけられた店長はすぐに店を閉め、警察に通報したという。

店長は「（女性から）タメ口でぶっきらぼうに言われ、親切な対応はしたくなかったので『はい』とだけ答え、ドリンクを早く提供するため（4穴のドリンクホルダーを）元の位置に投げただけ」「客が多いときは、物や食材を迅速に片付けるため投げることもある。無駄な動きを極力減らすための行動だ」と説明したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「カフェの本社に苦情を入れればいいことなのに、ムカつくからと暴行するのは間違っている」「100％客が悪い」「何があっても暴力は正当化できない。口で言えば十分解決できた」「店員には横柄な態度をとっても許されると思っているのか」「店員の態度が気に入らないならその店を利用しなければいい」などの声が上がっている。

一方で「店長の行動はどう見ても、忙しいから投げたようには見えない。ただムカつくから投げている」「この店長は接客業に向いていない」「客も悪いが店長も幼稚。どっちもどっち」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）