2023年7月30日、観察者網は、中国最大のゲームショー「ChinaJoy 2023」が開かれ、連日あふれるほどの人が来場して会場が熱気に包まれたことを報じた。

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記事は、同イベントが7月28日に31日までの4日間の日程でが上海新国際博覧センターで開幕したと紹介。地元中国をはじめとする22の国と地域から500社近くが出展し、1日の平均入場者数は約7万5000人に達していると伝えた。

そして、新型コロナの中断期間を経て久々の大型アニメ・ゲームイベントに対する注目度は高く、初日はまさに黒山の人だかりとなり、多くのインタラクティブプロジェクトの前に長い列ができ、混雑していたと紹介。展示側も観客を呼び込むために個性的なレイアウトを行っているほか、コスプレイヤーやパフォーマーの手配、現場でのクイズ大会などさまざまな趣向を凝らしていると伝えたほか、多くのコスプレ来場者とともにカップルや家族連れの来場者も目立ち、中国における二次元文化の大衆化が垣間見えたことを紹介している。

また、今年のChinaJoyは、ゲーム・アニメ・文学愛好家にとってのイベントであるだけでなく、企業にとっても「ファン獲得」の機会となっており、アニメ・マンガ、ゲーム関連企業だけでなく、半導体メーカー、携帯電話会社、出版社、サービスプロバイダー、自動車会社なども参戦し、それぞれ特徴のある展示を行っていると伝えた。

さらに、各パビリオンには警備員が配置されて大勢の来場者が行き交う中で秩序維持に当たっており、あるイベントスタッフに「今日一番印象に残ったことは何か」と尋ねると、「人がものすごく多かった」 と笑ったと紹介。コスプレをしてイベントにやって来た女子2人組が「初めてChinaJoyに来たが、一番印象に残ったのは入場するのに並ぶほど観客が多かったこと。地下鉄の出口から会場に入るまでに1時間はかかったかも。コスプレのアクセサリーが多くて、落としては拾ってを繰り返してきた」と語るとともに、来年の参加について聞かれると「今年は1日分のチケットしか取れなかった。来年はもっとチケットが取れることを願う」と話したことを伝えている。

記事はこのほか、イベントの大盛況ぶりを象徴する大勢のコスプレ来場者たちの気持ちを探るべく、記者が実際にコスプレをして入場してみたところ、ノースリーブのコスチュームで、しかも場内には空調が十分に効いていたにもかかわらず5分も経たないうちに汗だくになったと紹介。ばっちりドレスアップして臨むコスプレイヤーたちについて「やはり簡単ではない」と感嘆した。（翻訳・編集/川尻）