中国の卓球選手・張継科（ジャン・ジーカー）が日本でコーチに就任するのではとのうわさが立ち、中国で大きな反響を呼んでいる。

中国のネット上でこのほど、「張が日本側のコーチ就任の要請を受け、年俸は100万元（約1980万円）に上る」との情報が出回った。また、中国卓球協会の劉国梁（リウ・グオリアン）会長が「彼は非常に優秀な選手で中国チームに多大な貢献をした。もし彼が別の場所で新しい挑戦を求めているのであれば、私たちはそれを応援し祝福すべき。どこへ行こうとも彼は中国卓球の誇り」と述べ、祝福したとの情報も出ている。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では30日、「張継科 日本」がトレンド1位になるほど注目を集めた。ただ、中国のスポーツメディア・直播吧は「現在のところ、こうした情報はいずれも権威あるメディアで報じられておらず、当事者もコメントを発していない。劉国梁氏の祝福に関する情報の出所も明らかになっていない」とし、確定した情報が出るまで待とうとネットユーザーに呼び掛けた。

張は2012年のロンドン五輪男子シングルスで金メダルを獲得するなど数々の輝かしい成績を残してきたが、今年3月、賭博などで多額の負債があり、その抵当として元交際相手の人気女優のプライベートな動画を債権者に渡したと報じられた。今回の日本行きのうわさについてネットユーザーからは「中国で活動できなくなったから」と納得するような声も多く上がっている。（翻訳・編集/北田）