米大統領選候補者「もし当選したら中国への優遇措置を取り消す」―独メディア

Record China    2023年8月2日(水) 13時0分

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1日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米国の次期大統領選への出馬を表明している共和党のロン・デサンティス米フロリダ州知事が中国を激しく非難したことを報じた。

2023年8月1日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米国の次期大統領選への出馬を表明している共和党のロン・デサンティス米フロリダ州知事が中国を激しく非難したことを報じた。

記事は、デサンティス知事が7月31日にニューハンプシャー州で経済政策演説を行った際に中国を激しく非難し「大統領に当選したら中国の手から経済制御権を取り戻すとともに、中国による台湾侵攻を阻止する」と発言したと紹介。ハイテク産業についても「中国を豊かにさせる一方で米国人の利益を損なっている」と主張し、自身が大統領となった暁には中国に対する特恵貿易待遇を取り消す意思も示したと伝えた。

また「かつて、中国に特別な貿易の地位を与え、世界貿易機関(WTO)に加盟させれば民主的になると主張する人がいたが、25年が過ぎた現実では中国はより専制的かつ強大になった。また、米中関係も中国による知財権の盗窃、貿易ダンピング為替操作、スパイ行為によって損なわれている」と指摘したことを紹介。さらにバイデン現政権についても非難し、「バイデン氏のリーダーシップの下では、中国が今後5年から10年の間に物事を起こす」とした上で「われわれが(政権について)軌道修正すれば、台湾海峡での衝突を止めることができると思う」と述べたことを伝えている。

さらに、デサンティス知事が7月の米メディアによるインタビューでも、中国の米国における恒久的に正常な貿易関係地位を取り消す意向を示すとともに、中国が米国にとって「最大の地政学的脅威」と述べたほか、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し「当選すれば中国の短編動画アプリTikTokを全米で禁止することも検討する」と語ったと紹介している。

記事は、次期大統領選への立候補を表明している共和党候補者に対する世論調査では、デサンティス知事の支持率がトランプ前大統領に次いで2位になっている一方で、トランプ氏の支持率が47%に対してデサンティス氏は19%にとどまり、大きく水を開けられていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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