女優リウ・イーフェイ（劉亦菲）が主演の中国ドラマ「玫瑰故事」が2日、北京市内にある中国人民大学で撮影を開始した話題が、中国のSNS・微博（ウェイボー）のトレンドランキングでトップに登場した。

昨年秋に制作が発表された「玫瑰故事」は、今年6月にメインキャストの顔触れを公開し、リウ・イーフェイはじめウォレス・フォ（霍建華）、ケニー・リン（林更新）、トン・ダーウェイ（佟大為）、ポン・グアンイン（彭冠英）らの出演が明らかになった。同時期にクランクインしたものの、撮影は極秘裏に行われ、これまで情報がほとんど伝わってこなかったが、中国人民大学でのロケをスタートして注目を集めることとなった。

ロケについては同日、校内の一部を封鎖したことや、校舎に表示されている大学名が、中国では北京大学と並ぶ最高峰の大学・清華大学に上書きされたことなどから、ウェイボーでは在校生の間から不満の声が噴出したことも話題に。しかし、学生の少ない夏休みの時期を選び、さらに大学側の承認のもとで撮影が行われていることから、身勝手な不満だとする批判の声も多く集まっている。

「玫瑰故事」は香港の人気作家・亦舒（イーシュー）の小説を映像化する作品。初恋の人、結婚相手、そして運命の出会いと、3人の男性との愛をめぐるヒロインの成長を描く。「如懿伝～紫禁城に散る宿命の王妃～」などで知られる台湾の俳優ウォレス・フォが、5年ぶりに中国ドラマに復帰することでも注目の作品となっている。（Mathilda）