CRI online 2023年8月7日(月) 9時20分
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チベット自治区のチャムド市内にある「乃普石窟」では3日、複数の機関からなる共同考古調査チームが細かい考古学調査を実施しました。
チベット自治区のチャムド(昌都)市内にある「ナイプ(乃普)石窟」では3日、複数の機関からなる共同考古調査チームが細かい考古学調査を実施しました。
チベット自治区チャムド市文化財保護研究所のザシワンガ所長は、「乃普石窟は2022年に発見されてから、3回の考古調査が行われた。チベット自治区文化財保護研究所やチャムド市文物保護研究所がこのほど協力して、同石窟に対する共同考古調査を行って比較的重要な収穫を得た」と紹介しました。
「乃普石窟」はチャムド市カルプ(卡若)区内の標高が約3800メートルの場所にあります。石窟は南に向き、自然の石窟を改造したものとみられます。作られた年代は比較的早く、保存も比較的に良好です。内部の空間は広く、おおむね正方形の床に4面の壁および天蓋(てんがい)と洞窟内の大きな塔からなる建物が設けられています。4面の壁と天蓋の壁面には壁画が描かれています。
今回の調査は主に石窟と塔建築の構造や平面、立面を初歩的に測定し、石窟の機能と区画、壁画の分布、題材、風格と描かれた年代についての初歩的な研究を行いました。この石窟、特に天蓋に龍と鳳の紋様が発見されたことで、漢民族とチベット族など各民族が宿場でつながりを持って展開した往来や交流、融和の歴史が改めて証明されました。(提供/CRI)
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