<バドミントン>「非常に珍しい一幕」、中国選手が見せたスポーツマンシップに称賛の嵐

Record China    2023年8月7日(月) 13時0分

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中国・四川省成都市で開催されているFISUワールドユニバーシティゲームズのバドミントン男子シングルスで、中国選手がラケットのない相手選手に自分のラケットを貸す場面があった。

中国・四川省成都市で開催されているFISUワールドユニバーシティゲームズのバドミントン男子シングルスで、中国選手がラケットのない相手選手に自分のラケットを貸す場面があった。中国国営の中央テレビ(CCTV)が6日、「心温まる場面」として紹介した。

報道によると、トーナメント1回戦で中国の王正行(ワン・ジョンシン)はウガンダのムヤンジャと対戦。第1セットの途中でムヤンジャのラケットのガットが切れてしまったが、ムヤンジャは替えのラケットを持っておらず試合続行が不可能に。すると、状況を察した王が自分の予備のラケットをムヤンジャに手渡し、会場からは大きな拍手が沸いた。

CCTVは「非常に珍しい一幕」と評し、王は試合後、「彼は1本しかラケットを持っておらず、試合を続けることができなくなった。彼らはこんなに遠いところまで試合をしに来ているのに(ラケットの問題で試合が続けられないのは)残念だと思い、貸してあげたのです」と語った。試合は王の圧勝だったが、試合後に両者は固い握手を交わし、王はラケットをそのままムヤンジャにプレゼントした。

中国のネットユーザーからは「王正行、いいぞ!」「まさに友情第一、試合第二」「素晴らしい。これぞスポーツマンシップ」「彼のスポーツ精神に『いいね』を」「こういう精神は広めていくべき」など称賛の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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