結婚で羽生結弦さんのスケートは変わるのか、今思えば「if…」ですでに…―中国コラム

Record China    2023年8月9日(水) 21時0分

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フィギュアスケーターの羽生結弦さんが結婚を発表したことについて、羽生さんのファンである中国のコラムニストが5日、「結婚後、羽生結弦のスケートは変わるのか」とのコラムを掲載した。

フィギュアスケーターの羽生結弦さん(28)が結婚を発表したことについて、羽生さんのファンである中国のコラムニストが5日、「世界で最も孤独な人にパートナーができた!結婚後、羽生結弦のスケートは変わるのか」とのコラムを掲載した。

コラムはまず、「これまでフィギュアスケートのために自身の幸せを犠牲にしてきた羽生結弦がついにスケート以外の、普通の人と同じ幸せを見つけたことを宣言した。結婚発表は衝撃だったが、それ以上だったのはファンたちからの祝福や安堵だ」と指摘。「28年の人生のうち24年をフィギュアスケートのために生きてきた。孤独で紆余(うよ)曲折の中をひた走り、挫折や苦痛も味わった。そんな彼にとって平凡で温かな家庭を持つということはとてつもない価値があり、彼には幸せや苦しみを分け合うパートナーが必要なのだ」と述べた。

その上で、「もちろん、結婚そのものにしても、結婚宣言にしても、彼はまたかなり勇気のいることをした。祝福の声が多いとはいえ、さまざまな雑音もあるからだ」とし、「彼のような絶大な人気を誇るスーパースターが突然、結婚を発表することにはかなりリスクがある。結婚を遅らせたり、明かさないなどの選択をしてもいいのではないかという声もある」と説明。しかし、「それでは羽生結弦ではない」とし、「自分の小さな家庭を築くことは、彼の人生設計の中にあった。『羽生くんが立てたフラグは倒れない(必ず回収する。実現する)』と言われるように、五輪で2度優勝し、25~26歳で結婚したいとも口にしていた」と振り返った。

また、「過去に大きな選択を迫られるたびにそうであったように、彼は自分の将来の人生に対して、最も実直に、最も勇敢に立ち向かっていく。彼自身が思う最高のタイミング、最高の方法で、新しい生活を切り開いたのだ」とし、「彼は正式な入籍手続きを完了する前に、自分から結婚を発表することを選んだ。時間は彼が最もこだわった11時11分。それはパートナーへのリスペクトであり、いつも応援してくれるファンへのリスペクトでもあるのだ」と評した。

一方で、「彼は最も控えめな方法を選び、パートナーのプライバシーを守った。入籍以外は結婚について一切言及しなかった。この絶対的な沈黙こそが、パートナーや自分の将来の生活を守ることにつながる」とし、「本当に“羽生結弦”だったのは、競技においても、キャリアの中でも、個人を追求してきたこと。わがまま、頑固さ、負けず嫌いという信念をずっと保ってきたのである」と言及。羽生さんが過去のインタビューで「まだ『わがまま』な状態で行きたいと思っている」「自分の信念は変えたくない」などと語っていたことを紹介した。

さらに、「結婚は羽生結弦のフィギュアスケートにどのような変化をもたらすのか。彼とファンとの関係性にどのような変化をもたらすのか。彼自身が発表文に書いている(入籍以外はすべてフィギュアスケートのこと)ように、今後も変わることはなく、さらに良くなっていくことだろう。より美しく、より素晴らしいステップアップした彼のスケートが見られると確信している。新しい生活、本当の成熟が、彼に人生、物語、芸術、音楽におけるさらに深い理解と思考を生む。これらは情感や技術の細部となって、最終的に羽生結弦のスケートに体現されるのである」とした。

そして、「最近では今夏のファンタジー・オン・アイスの『if…』で見せた高度な色気は、今思い返してみるとすでに一種の生命の本質がアップグレードされたことの表れだったようにも感じる」とした上で、「彼のファンのために滑りたいという気持ちは終始変わらない。自分のスケートで必要とする人に光や希望を届けたいという誠実な心も何も変わらない。これは過去も現在も、彼の最も確固たる芯の部分であり、彼がフィギュアを愛すること、ファンを愛すること、そのすべては彼個人の生活といかなるバッティングも起こさないのである」と論じた。

コラムは、「羽生結弦は広いリンクの中で、最も孤独な挑戦をしているように感じた。世界中に何千何万ものファンがいて、幾千ものプーさんをもらっているが、リンクを降りるたびに、固いハグを必要としているように見えた。汗と涙はもちろん芸術を創造することができるが、笑って生きていきたくないという人がどこにいるだろうか? すべての苦労を一人で背負わなければならないと、誰が决めたのだろうか」とし、「フィギュアスケートは羽生結弦の命のような貴重な存在であり続けるはずだ。しかし、その貴重な存在を守るために付き添ってくれる人がいる。深夜の仙台アイスリンクで、たった一人氷をかく音だけが響くということはなくなるかもしれない。それは、どんなに幸せなことだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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