Record China 2023年8月10日(木) 9時0分
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台湾の料理人が日本のネット上で購入した包丁が税関で没収される出来事があり、物議を醸している。資料写真。
台湾の料理人が日本のネット上で購入した包丁が税関で没収される出来事があり、物議を醸している。台湾メディアの聯合新聞網などが伝えた。
報道によると、台湾・彰化県で日本料理店を営む張(ジャン)さんが昨年9月、日本の有名な作家が制作した包丁をネットを通じて50万円で購入したが、輸送の過程で台湾の税関に「刀(日本刀)」と判断されて没収された。一方で、“刀の輸入”については「故意ではなかった」として張さんは不起訴処分となった。
張さんは料理人歴27年、独立してから14年で、これまでにも名のある包丁を数多く購入してきたといい、「日本料理の板前が刀で刺し身を切るわけがない。屏東の東港(マグロで有名な港町)でも、クロマグロなど大きな魚をさばくのにこのような大きな包丁が使われている。なぜ問題になるのか。おかしいと思う」と語った。
報道によると、「刀という扱いで毎年現地の派出所に届け出をするのであれば購入した包丁を引き取ることができる」と言われたものの、張さんは「明らかに包丁なのにうそをつくのは実情を考えても法律的にもおかしい」と拒否し、立法委員の陳素月(チェン・スーユエ)氏に陳情を行った。
陳氏の事務所の弁護士はすでに張さんに代わって申し立てを行い、包丁の再鑑定を求めた。陳氏は「張さんは料理を生業としており、ネットで包丁を購入するのは普通のこと。誤って日本刀を購入することなどあり得ない。警察は専門性と道具の実際の用途をもって判断すべきであり、単純に道具だけで判断してはならない」と述べている。(翻訳・編集/北田)
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