中国で物価下落、専門家「デフレリスクに警戒を」―独メディア

Record China    2023年8月11日(金) 5時0分

拡大

9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の物価が約2年半ぶりに下落に転じたことを報じた。

2023年8月9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の物価が約2年半ぶりに下落に転じたことを報じた。

記事は、中国国家統計局が発表したデータによると、中国の7月の消費者物価指数が前年同月比0.3%下落し、2021年2月以来2年5カ月ぶりの低下となったと紹介。生産者物価指数も前月比4.4%下落し、10カ月連続で下落傾向を維持していると伝えた。

そして、中国経済がゼロコロナ政策終了後の今年第1四半期(1-3月)に比較的力強い回復を見せたものの、世界的な景気後退と中国の内需低迷により成長は徐々に鈍化していると指摘。物価の下落は表面的には消費者にとって良い情報のように見えるとする一方で、「デフレはしばしば企業収益の減少を招き、賃下げや解雇につながる可能性がある」とした。

また、消費者物価指数が下落に転じた背景には弱い内需や不動産市場の問題と密接に関係しているというのが専門家の一般的な見方だと紹介。デフレが長期化すれば、物価がやや上昇するトレンドに比べて国民経済にはるかに大きなダメージを与えるだろうとの見方を示した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携