2023年8月14日、韓国・JTBCは「競泳韓国代表の黄宣優（ファン・ソヌ）選手（20、江原道庁）がひき逃げの疑いで警察の調べを受けている」と報じた。

忠清北（チュンチョンブク）道・鎮川（ジンチョン）警察署の発表によると、黄選手は13日午後7時35分ごろ、乗用車を運転しトレーニング施設に向かう途中、横断歩道を渡っていた80代の歩行者にサイドミラーをぶつけ、何の措置も取らずに現場を離れた疑い。ミラーが壊れるほど大きな衝撃があったが、歩行者に大きな負傷はないという。

黄選手は事故発生から約30分後に事故現場に戻り、歩行者からの通報で出動していた警察に「自分が事故を起こしたようだ」と供述したという。警察は現在、事故の経緯を詳しく調べている。

黄選手は先月30日に閉幕した世界水泳選手権2023福岡大会に出場。男子200メートル自由形で1分44秒42の韓国新記録を出し銅メダルを獲得した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「サイドミラーが壊れたのにそのまま現場を離れた？。完全にひき逃げだな。事が大きくなるのを恐れて戻ったんだろう」「自首しなかったら韓国代表の座を剥奪されるだけじゃなく、決して消せない致命的な過去を作るところだったな」「事故を起こしたようだ、じゃなくて事故を起こしました、でしょ。横断歩道でサイドミラーが壊れるほどぶつけたのに、気付かないわけがない」「どんなにスポーツで優秀な結果を出そうと、人間性に問題があったら駄目だろ」など、非難のコメントが殺到している。

一方で、「それでも大けがじゃなくてよかった」「勇気を出して現場に戻ってよかった。飲酒、薬物でもなくてよかった。応援しているファンのためにも立派な人間に成長してもらいたい」「もしかして？と思って出頭したんだから、寛容する余地はある。応援してるよ、黄選手！」など、「正直に自首してよかった」との声も多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）