Record Korea 2023年8月16日(水) 12時0分
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15日、韓国・時事ジャーナルは「現代自グループとトヨタによる宿命の対決が始まった」と伝えている。
現代自動車グループ(ジェネシス、起亜含む)とトヨタグループ(レクサス、ダイハツ、日野自動車含む)が共に4~6月期、過去最高の業績を記録した。15日、韓国・時事ジャーナルは「グローバル完成車メーカー販売数3位になってなお成長を続ける現代自グループと、日本企業として初めて四半期の営業利益が1兆円を突破したトヨタによる宿命の対決が始まった」と伝えている。
現代自の4~6月期営業利益は4兆2379億ウォン(約4612億6000万円)、起亜自は3兆4030億ウォンで、サムスン電子とSKハイニックスを押さえ韓国企業営業利益1位・2位を占めた。昨年10~12月期から3四半期連続の営業利益新記録となっている。輸出中心の事業構造にウォン安がプラスの影響をもたらした。また、販売数も増えている。4~6月期の販売数は現代自が前年同期比8.5%増の105万9713台、起亜自は12.0%増76万8251台だった。半導体不足、高収益車種中心の販売も大きく影響したとしている。
トヨタの4~6月期営業利益は1兆1209億円を記録した。1~3月期は6269億円で現代自グループ(6兆4667億ウォン)に抜かれたが、4~6月期に巻き返した形だ。トヨタも販売構造は現代自グループと似ており、円安の恩恵を受けている。特に北米での販売数が大幅に拡大し、四半期比22.9%増の約68万2000台を記録した。北米地域は高収益のSUV需要が高い。
売上高ではトヨタ(10兆5468億円)が現代自グループ(65兆9404億ウォン)を大きく上回った。トヨタ約232万6000台、現代自グループ182万7964台という販売数の差が影響した。
トヨタはインドネシアなどアジア地域で立地を固めており、4~6月期のアジア販売数は41万7000台で、全体販売数の17.9%を締めた。主に自家用車が売れているが、「今後の成長潜在性を考慮すると、市場支配力を無視することはできない」と記事は評価している。現代自と起亜は最近、インドなどアジア地域での販売を強化しているが、販売数はまだ少ないという。
両グループの販売構造は似ているが、「エコカー販売には違いがある」と記事は指摘している。トヨタはハイブリッド車中心で収益を上げているが、電気自動車(EV)の販売では後れを取っている。一方、現代自グループはEVの販売比率を上げているものの、現時点でEVはハイブリッドほど収益をは上げられない構造となっている。それでも今後さらにEV販売を強化する計画だという。記事は「EV時代へのシフトという状況で、素早く対処した現代自グループは肯定的に評価される。最近はトヨタもEVに力を入れる雰囲気だ」と伝えている。
韓国のネットユーザーからは「トヨタが現代自の比較対象?笑わせてくれる。凶器自動車がトヨタの相手になるわけない」「何が対決だ。現代自とトヨタじゃ勝負にもならない」「半導体不足でトヨタが車を売れなくなったが、それももう解消されたから、今後はトヨタが1位でしょ」「クッポン(極端な愛国主義)はいいかげんにしろ。販売数でダイハツと日野を抜いてたらまともな比較にならない」など、現代自に否定的なコメントが多く寄せられている。
一方で「現代自がトヨタと競う日が来るなんて!」「ソニーがサムスンに王者の座を譲ったように、トヨタも現代自に負けることになる」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)
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