旧暦の「七夕」に一泊約32万円のホテルに泊まるカップルも―中国

人民網日本語版    2023年8月22日(火) 20時30分

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旅行サイト・携程網が発表した、旧暦の七夕に合わせた旅行のデータによると、「七夕特需」が今年も活況で、さまざまなタイプのホテルのコンセプトルームの予約数が前年同期比で倍増している。写真は長沙のホテル。

旅行サイト・携程網が今月21日に発表した、旧暦の七夕(今年は8月22日)に合わせた旅行のデータによると、「七夕特需」が今年も活況で、さまざまなタイプのホテルのコンセプトルームの予約数が前年同期比で倍増している。七夕当日となる22日のホテルの予約が人気となっている都市ランキングを見ると、湖南省長沙市がトップ10入りしている。瀟湘晨報が報じた。

美しい景色が見えるホテルの部屋は七夕のロマンチックなムードを盛り上げてくれる。携程のデータによると、中国国内のホテルの七夕の日にチェックインする予約の状況を見ると、最高料金は8万2400元(1元は約20円)となっている。ホテル・バンヤンツリーの美しい景色が見える風呂付きのツインルームに5泊する予約で、静かな部屋で満天の星空を見ながら、ロマンチックな時間を過ごすことができる。

また、特色あふれるコンセプトルームを予約しているユーザーも多い。携程を見ると、映画の視聴に特化したコンセプトルームの七夕の予約が前年同期比196%増となっている。また、子供と一緒に過ごすことのできるファミリールームの予約が前年同期比71%増、エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)に特化したコンセプトルームの予約が同比267%増となっている。

全体的に見ると、七夕当日のホテルの予約が人気となっている都市トップ10は北京、上海青島西安杭州成都、南京、広州、長沙、重慶となっている。その多くは、夏休み期間中に人気となっている観光地だ。七夕に泊るホテルを選ぶ面で、「意思決定者」となっているのは女性となっているようで、予約を入れているユーザーの62%が女性だ。

長沙のホテル

七夕前の周末となった19日から22日までの、中国国内線の予約状況を見ると、上海から約4200キロ離れた新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)に向かうユーザーもいる。また、国際線の予約状況を見ると、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから約2万キロ離れた上海に向かうユーザーが、最も長い距離を移動するケースとなっている。途中で2度の乗り換えが必要で、所要時間は30時間以上。予約をした男性・馬さんは、「アルゼンチンで仕事をしていて、妻と娘が中国にいる。今回は、家族と一緒に七夕を過ごすために、特別に帰国する」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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