人民網日本語版 2023年8月27日(日) 22時0分
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中国の若者の「ドーパミン」重視が旅行にまで広がりを見せている。写真は新疆ウイグル自治区にある喀賛其民俗観光地。
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中国の旅行情報メディア・馬蜂窩が22日に発表した「若者『ドーパミン』旅行報告」によると、中国の若者の「ドーパミン」重視が旅行にまで広がりを見せている。ますます多くの若者にとって、旅の途中でさまざまな素晴らしい景色を楽しんだり、コンサートやイベントのために他の都市に出かけたり、博物館の「注目コンテンツ」を見に行ったりすることは、どれも素晴らしい「ドーパミン」旅行なのだという。
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今年、SNSプラットフォームで人気の「ドーパミンコーディネート」が数多くの新しいもの好きたちによって旅行の中に落とし込まれ、色彩との建築物との斬新な組み合わせが人気を集め、若い人の間に「ドーパミン」スポットを求める「ドーパミン」旅行ブームを巻き起こした。童話のお城のような内モンゴル自治区の満洲里マトリョーシカ広場は、鮮やかな色彩と異国情緒あふれる建築物により、若者の好む「ドーパミン」旅行目的地ランキングのトップに踊り出た。その後には、「青色の街」と呼ばれる新疆ウイグル自治区の喀賛其民俗観光地、「中国のチンクェ・テッレ」と呼ばれる山東省青島市の青山漁村が続いた。
今年になって海外旅行と同じように力強い回復を見せたのはスターのコンサートで、移動するアイドルを追いかけて全国各地を飛び回ることが、今年の多く若者の旅行における「メーンテーマ」になっている。90後(1990年から1994年生まれ)と95後(1995年から1999年生まれ)がこの追っかけの中心で、両者を合わせると全体の55.6%を占めた。同好の士が喜びを分かち合う最高のパートナーになり、観光客の51.6%が同級生や友達と一緒に「青春の思い出」作りに出かけた。居住地以外の都市でコンサートを見るためにはそれなりの交通費や宿泊費がかかり、消費額2000元(約4万円)以上が64.2%を占め、5000元(約10万円)以上は29.3%だった。
若者は旅行における文化のウェイトや体験の深さを重視し、今や「都市を知るには、まず現地の博物館から」が共通認識となった。歴史を探り、都市の文化を理解し、クリエーティブグッズを購入するだけでなく、「素晴らしい文化財」の実物に出会うことが博物館を訪れる新たな理由になった。
新館がオープンしたばかりの四川省の三星堆博物館は、人気上昇ペースが最も速いニッチな博物館ランキングで首位に輝いた。以前に訪れたことがあっても、新館を見学するために再訪、再々訪する若者が少なくない。江西省景徳鎮市にある景徳鎮中国陶瓷博物館も、所蔵の「物言わぬ菩薩」がスタンプになって大人気になったことから、ランキング上位5位以内にいきなり食い込んだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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