台湾メディアの民視新聞網は25日、日本の飲食店のグーグルマップ上の評価が低い理由について、ネット上で議論になったと報じた。

記事は、「多くの人が地雷を踏む（良くない店に当たる）のを恐れているため、飲食店を訪れる前には必ずグーグルマップのクチコミを確認する。また店側もそうした心理を逆手にとって評価を挙げようとキャンペーンを展開する」と説明。その上で、あるネットユーザーは日本のグーグルマップ上の評価がかなり低いことが気になったようだとし、台湾のネット掲示板PTTの投稿を紹介した。

それによると、同ユーザーは「日本人のグーグルマップ上の評価は厳しいのでは？」とのスレッドを立て、日本旅行に行こうと思ってネット上でおいしい店を検索していたものの、動画などでおすすめとして紹介されている飲食店のグーグルマップ上の評価がいずれも星4を超えず、3．6～3．9だったと説明。「もし台湾なら3．8以下の店は試す必要もないレベル」とし、「日本人の評価は厳しいのだろうか」と疑問を投げ掛けた。

これに、他のユーザーからは「台湾みたいに店側が評価点を良くしないからだよ」「台湾は店がコメントを操作するからね。星5（満点）をつけてくれた客には小料理をサービスする、とか」「5点付けてくれたら肉料理一皿という店もあったな」「台湾の店はあれこれと客にプレゼントして評価を上げているから」などのコメントが多く寄せられたという。

一方で、「台湾の飲食店に低評価を付けると訴えられるか、店の人間が出てきてけんかになる」「星1を付けた客を店が訴えたこともあったな。だから私は星1を付ける時は何もコメントを書き込まない」「日本では店が低評価を付けた客を訴えるって、あまり聞かないよね」「星1を付けたらネットリンチにあるかもしれない」などの意見も。

このほか、「日本人はどんなにおいしい店でも星4しか付けない」「日本人は誠実で忖度しないから」「日本には星5を付けてくれたらサービスするっていう店がないから」「日本人の普通は星3。星4なら高評価。星5はサクラ」「日本で星4以上の店は間違いなく外国人観光客がたくさん行っている店だよ」などの声も上がっていたと記事は伝えている。（翻訳・編集/北田）