CRI online 2023年8月27日(日) 22時30分
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河南省文物考古研究院はこのほど、新鄭市の鄭韓故城で新たな発見があったことを明らかにしました。
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河南省文物考古研究院はこのほど、新鄭市の鄭韓故城で新たな発見があったことを明らかにしました。考古学研究者が黄帝故里遺跡で編鐘祭祀坑を発見したとのことです。
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同遺跡の編鐘祭祀坑は東西2.6メートル、南北1.4メートル、深さ0.8メートルで、坑内から24個の編鐘がある3列の棚が出土しました。編鐘は10個1セットで計2セットがそろっていました。
編鐘とはそれぞれが異なる高さの音を出すのでメロディーを奏でることができる鐘のセットで、儀式の際に用いられたと考えられています。編鐘は鐘それぞれの音の高さを厳密に定めねばならないので、製造には極めて高度な技術を要したとされています。
発見された編鐘の保存状態は完璧で、盗掘にもあっていませんでした。木の棚もはっきりと見える状態でした。作られた時代は春秋時代(紀元前771年-同453年)の中期から後期にかけてと推測されています。
考古学研究者はまた、春秋時代の鄭国の宮殿エリア付近で貴族の墓2基を発見しました。M 22とM 33と命名された墓は竪穴の土坑で、それぞれ1棺1外棺と1棺2外棺が納められ、いずれも完全な青銅製礼器の副葬品が出土しました。また、青銅製礼器の形状と組み合わせはほぼ同じでした。
鄭国宮殿エリア付近で貴族の墓が発見されたのは、鄭韓故城では初めてです。この2基の墓は地位の高い人のもので、完全に保存されています。これらの成果は鄭韓故城の長年の考古学的発見の中でも非常に貴重で、重要な学術的価値があると見られています。(提供/CRI)
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