2800年前の「幸運の錦鯉」はどんな感じ?―中国

人民網日本語版    2023年8月29日(火) 10時30分

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中国の国宝文化財において、古代の酒器「尊」は珍しくないものの、鯉の形をした尊は極めて珍しい。

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中国の国宝文化財において、古代の酒器「尊」は珍しくないものの、鯉の形をした尊は極めて珍しい。約2800年前の西周の時代に作られたこの鯉の形の尊は、中国で初めて発見された立体的な鯉の形の青銅器だ。これは祭器ではなく、食事の時に使われていた酒器となっている。鯉の体内は空洞になっており、背びれの部分にある長方形の注ぎ口から酒を注ぎ入れ、酒杯には鯉の口から注ぐデザインとなっている。

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重要な芸術的文様の一つである魚模様は新石器時代の文化財にまでさかのぼることができる。魚模様が描かれた青銅器が最も多いのは殷代後期だが、その数はそれほど多くない。最盛期を迎えたのは前漢の時代で、水洗器に描かれているケースが多い。中国では、「魚」と同じ音である「余」の意味にかけて、毎年余裕のある暮らしを送りたいという願いを込めた「年年有余」、鯉の滝登りを意味する「鯉魚躍龍門」など、魚にさまざまな思いを込める伝統が発展しながら今日まで伝えられてきた。そして、ここ数年では錦鯉が強運の持ち主という意味合いで使われるようになっており、「錦鯉のステッカーを転送すると、好運がやってくる」と、多くの人が錦鯉に素晴らしい暮らしをしたいという願いを込めるようになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)


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