電子製品を35日間使用しなければ賞金800万円―中国

Record China    2023年8月31日(木) 15時0分

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25日、陝西網の微博アカウント「白鹿視頻」は、四川省成都市の店が「35日間電子製品を使わなければ40万元プレゼント」と銘打ったチャレンジイベントを実施しており、注目を集めたことを紹介した。

2023年8月25日、陝西網の微博アカウント「白鹿視頻」は、四川省成都市の店が「35日間電子製品を使わなければ40万元(約800万円)プレゼント」と銘打ったチャレンジイベントを実施しており、注目を集めたことを紹介した。

同アカウントによると、あるネットユーザーが25日、同省内にある「518自立挑戦室」という名前の店に「正規のホテルで寝食を提供した上で、30日間電子製品を使わない生活にチャレンジ。成功すれば最高賞金40万元」という掲示が出されているのを発見した。

この店によると、参加費は7000元(約14万円)、ルールは「電子娯楽製品の持ち込みは禁止。毎日午前10〜11時の間に3分間スマートフォンの利用が可能で、7日ごとに10分間家族との通話が可能。喫煙、飲酒は禁止で、スタッフとの必要最低限のやり取り以外外部との接触、会話は一切禁止。独り言や歌を歌うのは構わない。チャレンジ中はトイレを除き24時間監視カメラで撮影し、1回のトイレ使用時間は15分以内。カメラから顔が見えないようにしてはならない」といった内容で、このルールでの生活を30日間続けられれば30万元(約600万円)、35日続ければ40万元が賞金として即日支給されるとのこと。これまでにすでに17人が成功したという。

ただ、この店の営業許可証を調べてみると、登記日が23年8月9日となっており、設立されて3週間もたっていないことが判明。ネット上の「失敗を前提とした参加費ビジネス」との声に対して、店側は「チャレンジは本当にやっている。どうやって利益を出しているかは商業機密なので明かせない」とコメントしているとのことだ。

この件について、中国のネットユーザーは「ちょうどもうすぐ試験があるから、1か月チャレンジしてみようか」「参加費の7000元は、賞金の40万元から差し引く形でよろしく」「7000元払って30日間完全監視体制の牢屋に入ると思えば」「入ったその日にタブレット端末で契約書にサインさせて、『はい、電子機器使ったからアウト』なんていう悪徳商法かもしれないぞ」「17人が成功というのは、チャレンジに成功したのが17人じゃなくて、引っかかったのが17人ということなんだろうなあ」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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