中国の家電が世界市場で韓国メーカーを脅かす=韓国ネット「絶対的な品質で勝負を」

Record Korea    2023年9月4日(月) 10時0分

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2023年9月1日、韓国メディア・韓国経済は「中国家電がサムスン電子・LG電子の庭を占領していく兆しが見られる」と伝えた。

2023年9月1日、韓国メディア・韓国経済は「中国家電がサムスン電子・LG電子の庭を占領していく兆しが見られる」と伝えた。

記事によると、今月1~6日に独ベルリンで開催される「IFA 2023(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)」に参加する企業は全2059社で、このうち1293社が中国企業だという。韓国(165社)の7倍以上、米国(61社)の20倍以上となっている。開幕日の1日には、中国スマホメーカー「栄耀(Honor)」CEOの趙明氏、大手家電メーカー「ハイセンス(Hisense)」CEOのFisher Yu氏が基調演説を行ったといい、「中国家電業界の勢いが表れている」と伝えている。

Honorは今回、7月に発表したフォルダブル(折り畳み)スマートフォン「Honor Magic V2」を披露している。同製品は折り畳んだ状態の厚さが10ミリ以下という薄型の筐体となっている。家電メーカーのTCLは、テレビの新製品を複数、公開する。今月、欧州で発売する98インチLCDテレビ「98P45」も含まれる。同製品は僅か2800ユーロ(約44万円)という価格で、韓国製品の価格の半分ほどの水準だという。同社は2022年から90インチ以上の超大型テレビを市場に送り出し、98インチテレビ部門の出荷量で市場1位に浮上した。

記事はこうした中国家電業界の波状攻撃が「サムスン電子とLG電子に対する直撃弾となっている」と伝えている。市場調査会社のOmdiaによると、上半期のテレビ市場規模(販売金額ベース)は前年同期比4.3%減少の454億6874万ドル(約6兆6051億円)と集計された。サムスン電子とLG電子のシェアは31.2%と16.2%で市場1、2位を2年連続で守ったが、両社とも前年よりシェアを落とした。サムスン電子は前年同期比0.4ポイント下落、LG電子は同1.2ポイント下落となっている。


この両社のシェアを奪ったのが、中国メーカーだという。TCLとハイセンスはそれぞれ前年同期比1.5ポイント上昇の10.2%と同1.3ポイント上昇の9.5%で、市場3、4位となった。5位は日本のソニーで、やはりシェアが7.4%から5.7%に落ちている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こうなったのは産業スパイのせいだろ」「技術を売り渡すような売国奴は厳罰に処すべき」「中国の武器は人の多さとコピー。絶対的な品質で勝負しなければいけない」「プレミアムクラスの製品で勝負すればいい」「サムスンやLGが中国に投資するのは愚行だ。技術をただくれてやるようなものじゃないか。次は中国に追い抜かれるぞ」「中国製品の質の低さが知れ渡れば、造船がそうだったように、また韓国製品が求められる日が来る。技術優位を維持することが重要だ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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