香港の俳優トニー・レオン（梁朝偉）が第80回ベネチア国際映画祭で「栄誉金獅子賞」を授賞し、妻で女優のカリーナ・ラウ（劉嘉玲）、長年の友人でもある俳優で映画監督のチャウ・シンチー（周星馳）がそれぞれ祝福している。

開催中のベネチア国際映画祭で2日（現地時間）に行われた授賞セレモニーでは、07年の主演映画「ラスト、コーション」を手がけたアン・リー（李安）監督によるスピーチで、涙を見せるトニー・レオンの姿が人々に深い感動を与えた。今回、映画祭に同行している妻のカリーナ・ラウはここ数日、インスタグラムに現地で撮った写真を大量に投稿しているが、そのうちの1枚となるトニー・レオンと唇が触れあう瞬間を撮ったキス写真が注目を浴びている。

写真ではカリーナ・ラウが金獅子のトロフィーを手にし、トニー・レオンが肩を抱き寄せる形で唇を重ねており、カリーナ・ラウは「おめでとう！。あなたは最高です」とメッセージを添えている。コメント欄には、「2人で獲得した栄誉」などとカリーナ・ラウの功労を称えるコメントが多く集まっている。

これに続いてチャウ・シンチーが3日、インスタグラムのストーリーに、トロフィーを前にほほ笑むトニー・レオンの写真を投稿し、「おめでとう！」と短く祝福の言葉を書き加えている。チャウ・シンチーとトニー・レオンは同じ1962年生まれで、誕生日はわずか5日違い。デビューする以前からの友人関係や、香港無線電視（TVB）俳優養成所の同期としても知られる。このメッセージが長年の“戦友”からの祝福として、こちらも高い関心を集めている。（Mathilda）