5台に1台が現代・起亜自…韓国車がインドで成功を収めた理由は?―韓国メディア

Record Korea    2023年9月5日(火) 22時0分

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3日、韓国メディア・韓国経済は「インドの高速道路で見かける車は5台に1台が現代・起亜自動車製だ」と、同グループのインドでの成功について詳しく紹介している。インドの韓国自動車広告

2023年9月3日、韓国メディア・韓国経済は「インドの高速道路で見かける車は5台に1台が現代・起亜自動車製だ」と、同グループのインドでの成功について詳しく紹介している。

現代自は1996年、「インドのデトロイト」と呼ばれる南東部チェンナイに子会社ヒュンダイ・モーター・インディア(HMI)を設立し進出。98年に生産工場を建設した。当時のインドはまともな舗装道路もない自動車不毛の地だという認識が強く、インド進出には懐疑的な目も向けられていたという。しかし、人口大国インドの成長可能性を高く評価した現代自は、合弁ではなく単独進出という決断を下した。大規模投資と現地での部品調達など打ち出してインド政府を説得し、海外自動車メーカーでは初めてインド市場単独進出に成功した。

インドは昨年、日本を抜いて中国、米国に次ぐ世界3位の自動車市場に成長したが、その間に現代自のチェンナイ工場は同社最大の海外生産拠点となった。現代自がこれまでにインドで生産した車両は累積1150万台、現地販売数は800万台を越えるという。しかし、インドの1世帯当たりの乗用車普及率はいまだ10%未満で、今後の成長がまだまだ見込まれる。記事は「現代自の判断は正しかった」と表している。

現代自は今年7月基準でインド市場シェア14.3%を記録。日本のマルチ・スズキ・インディアに続く2位となった。2019年にインドに進出した起亜と合わせると、シェアは20%に達する。現代自側によると、昨年はインドで認知度1位、選好度1位を獲得したという。

また記事は「成功のもう一つの鍵は徹底した現地化」だと分析している。インド進出初期に発売した「i10」と「サントロ(アトス)」は、韓国より道が狭く険しいという現地の事情に合わせ、低価格ながら長く乗れる小型車として発売を決めたもので、インド市場で人気を博した。最近は新型コンパクトSUV「クレタ」の高級化で勝負をかけているという。

さらに現在は、電気自動車(EV)で第2の跳躍を準備しているという。現代自グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長が先月、会長就任後初めてインドを訪れたのも、そのためだと記事は伝えている。新たにEV生産ラインを構築し、10年間で2000億ルピーを投資するという計画もあり、インドでシェア20%獲得を目標としているという。さらに起亜自ももインド工場の増設を進めている。

現代自(20%)と起亜(10%)がそれぞれ目標を達成すれば、合計シェアは30%となる。業界は現代自グループのインドの頂点への跳躍も可能だとみているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんなうれしいニュースを耳にできたのはいつぶりだろう」「誇らしい大韓民国」「ストのないインドに行くのもいいと思う」「これからインド市場が中国市場を超える」などの声が寄せられている。

一方で、「インドではマルチ・スズキがトップだよ」「東南アジアに行ってごらん。普通の道路を走ってる車のほとんどが日本車だ」「海外でそんなに売れてるなら、国内での販売価格をもっと下げてくれ」「中国でも日本車を超えると騒いで大失敗したのに、今度はインドか」など、冷ややかなコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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