中国・上海市の無印良品の店舗で万引きを繰り返した夫婦が拘束された。中国メディアの毎日経済新聞が6日付で伝えた。

報道によると、今年8月13日に上海市浦東にあるショッピングモール内の無印良品店舗で店員が在庫確認を行っていたところ、衣料品の点数が大きく不足していることを発見。現地の公安当局に窃盗被害を届け出た。

警察が容疑者宅を特定して訪問すると、室内には衣料品数千点が積まれており、すべて無印良品の商品だったという。容疑者らは「うちは代理店です。警察が何の用ですか」としらを切ったものの、警察はすでに窃盗の証拠をつかんでいたため2人を拘束した。

取り調べの結果、2人は夫婦であることが判明。夫の劉（リウ）容疑者は以前、無印良品で働いていたものの、店長とトラブルになり退職したため、仕返しをしようと犯行を思い立ったと話した。元従業員のため店内の防犯カメラの死角を把握しており、店から持ち出した後は自宅にあった無印良品の袋に入れて持ち帰っていたという。

2人は上海市内の各店舗を繰り返し訪れ、数十点から数百点を万引き。盗んだ商品は自分たちで開設した「代理店」をかたるネットショップ上で定価の2割引で販売した。客から要望があった商品を、主に週末に店を訪れて盗み、梱包した上で発送していた。2人は半年余りで1700点余りを販売、26万元（約520万円）の違法な利益を得ていたという。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) September 7, 2023