台湾映画で初の快挙、俳優リー・ホンチーがベネチアで新人監督賞

anomado    2023年9月11日(月) 11時30分

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台湾の俳優リー・ホンチーが9日(現地時間)、第80回ベネチア国際映画祭で初監督作品「愛是一把槍(Love Is a Gun)」により新人監督賞の「ルイジ・デ・ラウレンティス賞」を受賞した。

台湾の俳優リー・ホンチー(李鴻其)が9日(現地時間)、第80回ベネチア国際映画祭で初監督作品「愛是一把槍(Love Is a Gun)」により新人監督賞の「ルイジ・デ・ラウレンティス賞」を受賞した。

リー・ホンチー監督・主演の「愛是一把槍」は今回、「批評家週間」にノミネートされていた作品。台湾の地方の町で暮らす青年「サツマイモ」が、刑務所から出所したのち、つきまとう過去のしがらみに迷いつつ新たな人生を模索する物語となっている。

ベネチア国際映画祭の新人監督賞「ルイジ・デ・ラウレンティス賞」は、部門を問わず全上映作品の中から、長編映画の初監督作品を対象としたもの。同賞が1999年にスタートして以来、台湾映画が受賞するのはこれが初めて。また台湾映画としてはツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「郊遊<ピクニック>」が2013年に審査員大賞を受賞して以来、ベネチアで10年ぶりの受賞となった。

33歳のリー・ホンチーは、15年に映画「酔.生夢死」で台湾金馬奨の最優秀新人賞、台北映画祭の最優秀主演男優賞を受賞し注目された。その後、17年の中国映画「解憂雑貨店(ナミヤ雑貨店の奇蹟)」などに出演し、19年にヒットした中国ドラマ「Go!Go!シンデレラは片想い」では主人公の親友シャオミー役を好演し人気を集めた。

リー・ホンチーによると、「愛是一把槍」は新型コロナの影響で俳優の仕事が少なくなった時期、構想が浮かんで着手した作品。受賞に当たっては自分を信じてずっと力になってくれたスタッフや関係者、そして家族に向けて感謝の言葉を述べている。なお、「愛是一把槍」は今年12月に台湾で劇場公開を予定している。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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