中国の自動車が世界市場を大きく席巻―米メディア

Record China    2023年9月13日(水) 5時0分

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9日、環球時報は、中国の自動車が世界市場を急速に席巻する中で、自動車を輸送するための船が不足しており建造が急ピッチで進んでいるとする米メディアの報道を紹介した。写真はBYDのEVスーパーカー「U9」。

2023年9月9日、環球時報は、中国の自動車が世界市場を急速に席巻する中で、自動車を輸送するための船が不足しており建造が急ピッチで進んでいるとする米メディアの報道を紹介した。

記事は、米紙ニューヨーク・タイムズが同月6日付文章の中で、中国の一部製品輸出が減少し、内需が冷え込む中で、電気自動車(EV)を主とする自動車が世界市場に着実に浸透しており、中国の自動車輸出量が3年間で4倍に増えて日本を抜き世界最大の自動車輸出国になったとしたことを伝えた。

また、ロシアウクライナの紛争以来、中国の自動車会社はロシア市場を独占し、列車でロシアに自動車を次々と輸送しているほか、東南アジア、オーストラリア、メキシコでも中国車が大きなシェアを占めており、特にオーストラリアでは、中国メーカーの販売量がすでに韓国を上回り、日本に追いつこうとしていると報じたことを紹介。さらに、米国が中国からの自動車輸入に重い関税をかける中、中国メーカーは欧州市場への進出を大々的に進めているとしたことを伝えている。

一方で、急速に増える自動車輸出に対して自動車を運ぶ船のキャパシティが不足しており、さらなる輸出増を阻む要因になっていると指摘、船の不足によって自動車運搬船をレンタル際の1日当たりの平均コストが、2年前の1万6000ドル(約235万円)から10万5000ドル(約1540万円)にまで高騰していると伝えた上で、現在中国の長江沿いの造船所では、一度に5,000台以上の自動車を運べる船隊の建造が急ピッチで進み、夜明けから夜遅くまで何千人もの労働者が働いていると紹介したことを伝えた。

そして、現在世界中で建造待ちとなっている自動車運搬船170隻の注文はほぼすべてが、中国の自動車会社絡みのものであり、中国のEV大手であるBYDも6隻の大型自動車運搬船を委託建造中で、そのほとんどが今後3年以内に完成する見込みだと伝えたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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