末期がん患者の搭乗を拒否した航空会社に賛否=「人情味ない」「何かあれば賠償請求される」―中国

Record China    2023年9月15日(金) 0時0分

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中国の航空会社・成都航空が末期がん患者の搭乗を拒否したことが、物議を醸している。

中国の航空会社・成都航空が末期がん患者の搭乗を拒否したことが、物議を醸している。

現地メディアによると、12日に成都天府国際空港から安徽省池州市に向かうEU2205便に搭乗しようとした車いすの男性がチェックインを断られた。男性は電話を片手に「承諾書にサインもしたし、病院の証明書も書いてもらったし、看護師も連れてきた。それでも乗せないのか」と憤りをあらわにした。

また、「がんがある。4カ月だ。心臓病や呼吸器疾患、外傷がなければ大丈夫だと言っていたじゃないか」とまくし立てた。目撃者によると、男性はその場でスタッフに土下座して乗せてほしいと懇願する場面もあったという。

成都航空は同日、「確認した結果、当該乗客は末期がん患者であることが判明した。当社には、万一の場合を考えてこうした乗客の輸送は引き受けないという明確な規定があり、公式サイトにも掲載している。もし末期でなければ、断らないこともある」と説明。「輸送を引き受けられない場合は乗客に払い戻しを進めている」とした。

中国のネットユーザーからは「人情味のかけらもない」「ひどい規定だ」「がんは感染するわけでもないのになぜ拒否するんだ」との声がある一方、「事前に規定を明示しているのであれば問題ない」「このご時世だ。何か起きれば航空会社は必ず賠償請求されるだろう」「何かあるとすぐに土下座する人には同情しない」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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