サッカー中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督が語ったシリアに敗れた理由が物議を醸している。

12日に行われた国際親善試合のシリア戦で、中国はペースを握る時間帯もあったものの結果は0-1で敗戦。9日のマレーシア戦（1-1）に続き勝利を挙げることはできなかった。

試合後、ヤンコビッチ監督は「（選手に）エネルギーを高めてほしいと要求し、選手も必死に戦ったが、運が悪かったために勝てなかった。戦術や選手など多くの変化を試した。チャンスはつくったが運悪くゴールが決まらなかった」などと語った。

中国のサッカーメディア・射門中国はこの発言を「責任逃れ？」と冷ややかに伝えた。また、SNS・微博（ウェイボー）では「代表監督いわく、負けたのは運が悪かったから」がトレンド入り。

ネットユーザーからは「本当に運の問題かしら？」「監督はまだ分からないのか。結局のところ能力が足りないから」「日本がドイツとトルコから4点奪ったのも運だって言うのか？」との声や、「確かに中国代表が勝つには運に頼るしかないわな（笑）」「中国代表に運が良かった時なんてあったか？」「ボールウオッチャーになってばかりのチームに、幸運なんて訪れない」といったコメントが寄せられた。

また、「（負けたのは）ボールが丸過ぎて、ゴールポストの幅が広過ぎて、審判の判定が厳し過ぎて、気温が低過ぎたから」とやゆする声や、以前、中国代表選手が「よく食べている」と明かして批判が殺到した高級食材のナマコを持ち出し「ナマコを食べ過ぎたからでは？」「中国代表が証明してくれたよ。ナマコには何の効果もないことを」と皮肉る声も寄せられている。（翻訳・編集/北田）