韓国で尿素水不足事態が再発?すでに買い占めの動きも=韓国ネット「この国は無政府状態」

Record Korea    2023年9月15日(金) 15時0分

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15日、韓国・ノーカットニュースは「中国が7日に尿素水の原料となる尿素の輸出を中止したとの報道を受け、韓国内では再び尿素水不足現象が起こっている」と伝えた。写真は韓国。

2023年9月15日、韓国・ノーカットニュースは「中国が7日に尿素水の原料となる尿素の輸出を中止したとの報道を受け、韓国内では再び尿素水不足現象が起こっている」と伝えた。

記事によると、韓国・環境部は14日、尿素水の需給に関する記者会見で「現在の在庫に追加導入予定の分まで考えると、来年初旬までの十分な量の尿素と尿素水がある」と説明し、「異常なし」を宣言した。

しかし、21年にディーゼル車やバス、貨物トラックの運行に重大な支障が出るほど深刻な尿素水不足事態を経験した中間商人やガソリンスタンド、貨物車ドライバーらの間では尿素水買い占めの動きがみられ、尿素水の価格が上昇しているという。

6日~12日に販売された尿素水の取引額と販売量は、前週(8月30日~9月5日)に比べてそれぞれ1700%、1322%増加した。記事は「現場の尿素水の需給には何ら問題ないという政府の発表とは全く異なる様子だ」と指摘している。

仁川大学消費学科のイ・ヨンエ教授は「過去の尿素水不足事態時につらい経験をした消費者らが今後の尿素水の供給に不安を抱き、備蓄しておこうとしているものとみられる」とし、「不安心理により需要が増加し、価格が上昇している」と説明した。

ソウル陽川区にあるガソリンスタンドの職員は「中国が尿素を輸出しないとの報道が出た後から、運送ドライバーらが尿素水を買いだめしようとしている」とし、「現在は供給業者からガソリンスタンドへの供給が止まっているため、常連客には1本ずつ販売し、他の客には品切れと告げている」と明かしたという。

貨物連帯大田支部のキム・ギョンソン本部長は「周囲の同僚ドライバーらが尿素水を確保するため、過去の取引業者にかけ合っているが断られている」と説明し、「政府は問題ないと言っているが現場の状況はまるで違い、ドライバーらは21年の時と同じ事態に陥るのではないかと強い不安を抱いている」「政府は『問題ない』で済ませず、買い占め・売り惜しみへの対策を講じるべきだ」と主張したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「無知、無能、無責任な政府」「政府は事前に対策を打つべきだ」「現政権の特徴の1つは『われわれが違うと言ったら違う』との認識が強いこと」「現政権は戦争が起きても知らないふりをしそう」「これを問題視しないメディアにもあきれるわ」「韓国は今、無政府状態だ(泣)」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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