Record China 2023年9月16日(土) 16時0分
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「世界一臭い果物」の91%を中国人が食べているとの情報が注目を集めている。
「世界一臭い果物」の91%を中国人が食べているとの情報が注目を集めている。香港メディアの香港01が15日付で伝えた。
報道によると、英金融大手のHSBCはこのほど発表した報告書で、「中国人消費者のドリアン好きのおかげで、この『世界で最も臭い果物』の需要が年400%のペースで急増している」と指摘。中国市場における需要は世界の91%を占めており、中国は過去2年間で60億ドル(約8800億円)のドリアンを輸入したという。
この話題は中国でも注目を集めており、SNS・微博(ウェイボー)でトレンド入り。ネットユーザーからは「ドリアンは確かにおいしい」「あのにおいがたまらない」「いつか金持ちになったら爆食いしたい」との声が上がった。一方、新華社が行ったアンケートでは回答者の5割強が「好き」と回答したが、3割ほどが「好きでも嫌いでもない」、15%ほどが「嫌い。においをかいだだけでダメ」と回答している。
HSBCの報告書によると、中国では2017年にドリアン需要の高まりがみられたものの、本格的な伸びが始まったのは22年末。ドリアンの輸出はASEANが世界の90%を占め、特にタイはASEAN全体の輸出量の99%を占めているという。
HSBCのエコノミストは「中国市場は大きく、チャンスの窓はその中にある。ドリアン市場は拡大を続けており、ASEANのその他の地域もタイと『果物の王様(ドリアン)』をめぐって主導権争いをするため参入に熱心だ」とし、需要の高まりが他の東南アジア諸国にもチャンスをもたらすとの見方を示した。(翻訳・編集/北田)
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