anomado 2023年9月20日(水) 9時0分
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台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」に14日、今年の中国映画・ドラマで「役に命を与えた」と演技力が高く評価された俳優10人を紹介する記事が掲載された。写真はワン・イーボー。
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台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」に14日、今年の中国映画・ドラマで「役に命を与えた」と演技力が高く評価された俳優10人を紹介する記事が掲載された。
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記事は、中国のSNS・微博(ウェイボー)のユーザー評価を10位から順に紹介するもので、ランキング上位はこの夏の大ヒット時代劇ドラマに登場した俳優が多くを占めた。
まず、10位から6位に選ばれたのはユー・シー(于適)、ウェイ・ダーシュン(魏大勛)、ワン・イーボー(王一博)、ディリラバ(迪麗熱巴)、ユー・シューシン(虞書欣)という顔ぶれだ。
10位のユー・シーは映画「封神第一部:朝歌風雲」で見せた演技が評価された。この作品でユー・シーは徳と才能を兼ね備えた姫発役で人気が急上昇。記事は「ユー・シーはもともと英雄的な容姿だが、作中の鎧姿の吸引力はすさまじい」などと称賛し、ユー・シーがウー・レイ(呉磊)やワン・ホーディー(王鶴棣)と同じ「95後(1995~99年生まれ)」組に入ることを指摘した上で「この夏の人気爆発以降、ユー・シーも95後俳優の期待株とみなされている」と伝えた。
9位のウェイ・ダーシュンは現代ドラマ「我的人間煙火」での孟宴臣役が視聴者の心をつかんだ。記事は「あまりにも魅力的!」と大絶賛し、孟家国坤グループの未来の後継者である孟宴臣は「さほど『横暴』ではなく、むしろより冷たくて、それと同時に穏やかで礼儀正しく、非常に教養のある人物だ」と紹介。ネットユーザーからは、「ウェイ・ダーシュンはクールに自制的にこの役を演じ、上に立つ人間の高貴さを自然に表現した」との声が上がったという。
8位のワン・イーボーは、映画「熱烈」で演じた陳爍役だ。ストリートダンスをテーマとするコメディータッチのこの作品は、陳爍が困難な環境の中でも夢を持ち続け、ホアン・ボー(黄渤)演じる丁雷のダンスグループに加入して、さまざまな逆境に立ち向かっていく様子を描いている。記事はダンススキルの高さでも知られるワン・イーボーは陳爍と似たところがあると指摘。「2人とも夢を抱いて努力してきた。陳爍はワン・イーボーによって感動的に演じられ、観客の高い評価を得た」と紹介している。
7位のディリラバは、ゴン・ジュン(龔俊)と共演した時代劇ドラマ「安楽伝」で演じた任安楽で選ばれた。この作品は復讐(ふくしゅう)心を奥底に隠し、表向きは太子・韓燁(ゴン・ジュン)にグイグイ来る匪賊気性な任安楽と、ヒロインに押され気味だが芯の強い韓燁が押し引きを通して心を通じ合わせる流れが見どころだ。記事は「任安楽は社交的でかわいく、また国家の大義を抱いて民に向き合う。ディリラバはこうした役がとてもうまくて、好感を呼ぶ演技をしている」と評した。
6位のユー・シューシンは時代劇ドラマ「雲之羽」での雲為衫役で、記事は「その演技に視聴者は目を見張った」と紹介。過酷な訓練で育てられた冷酷な女刺客・雲為衫は昨年の大ヒットファンタジー時代劇「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」で演じた温かくて優しい小蘭花とは全然違うキャラクターだとし、自身の声によるセリフの言い回しや役の解釈、各種アクションの美しさを挙げて「役作りへの心の込めようが分かる」とたたえている。
そして、5位から2位はドン・ウェイ(鄧為)、ヤン・ズー(楊紫)、シャオ・ジャン(肖戦)、タン・ジェンツー(檀健次)の順で、今夏の人気時代劇ドラマ「長相思」から3人がランクイン。同じく今夏ヒットした時代劇ドラマ「蓮花楼」のチョン・イー(成毅)が1位を獲得した。
5位のドン・ウェイがファンタジー時代劇の「長相思」で演じたのは塗山璟役だ。記事は「『長相思』でドン・ウェイの勢いは大幅に増した」とコメントし、「原作小説で特別人気が高いわけではない塗山璟だが、ドラマ版では視聴者に大いに愛された」と紹介。「これはドン・ウェイの解釈があったからだ」とも強調し、「ドン・ウェイの古装姿は非常に美しく、背が高くてかっこいい。穏やかな気質は塗山璟にぴったりで、誰もがこのキャラクターに魅了された」と伝えた。
4位のヤン・ズーは「長相思」でヒロインの小夭役を演じた。この作品は、戦争で身寄りをなくした皇帝の孫娘・玖瑶(小夭)がさまざまな苦難を経験した後、男装して身分を隠し、医者の「玟小六」として活躍する物語だ。記事は「小夭はキャラクター設定が複雑なヒロインで、とても難しい役」と紹介。ネットユーザーからは「ヤン・ズーは小夭のどの状況も見事に解釈している。男性を演じる時は本当に男性のよう。泣くシーンも視聴者の共感を呼ぶ泣きの演技だ」との声が上がったとした他、キャスティング時の不評をその演技で吹き飛ばしたとも指摘した。
3位のシャオ・ジャンは、バイ・バイハー(白百何)との現代ドラマ「驕陽伴我」で演じた盛陽役で選ばれた。記事は「シャオ・ジャンがこれまで演じた美しくて強い時代劇の主人公とは異なり、盛陽はとても現実的なキャラクターだ。普通の家庭に生まれ、簡氷(バイ・バイハー)が原因で広告業に興味を抱く」などと紹介。この作品は広告業界の有名ディレクター、簡氷と社会に出たばかりの盛陽が偶然に出会うところから始まるラブストーリーで、記事はシャオ・ジャンがデザイナーとして働いた経験を持っていることに言及して「盛陽を演じるに当たり、もしかしたらこの経歴が他のスターを上回る説得力をシャオ・ジャンにもたらしたのかもしれない」と評している。
2位のタン・ジェンツーは「長相思」で相柳と防風邶の二役に挑んでおり、記事は「タン・ジェンツーの演技に感動しないでいるのは難しいはず。相柳は原作小説の中で最も人気が高いキャラクターで、ドラマでも同様に大人気だった」と紹介。それには人物設定に加えてやはりタン・ジェンツーの演技力も大きいとし、「白い古装姿の仙気に並ぶものはなく、さらに重要なのは演技の繊細さだ」「(ヘビの化身である)相柳は非常に難しい役で、うまく演じられなければ小説ファンのバッシングを浴びるところ。だが、小説ファンもドラマファンもタン・ジェンツーをたたえ、『せりふはなくても眼差しで感情が伝わる』との声が上がった」と述べている。
1位に輝いたチョン・イーは「蓮花楼」で李相夷、李蓮花役を好演し、視聴者の支持を集めた。この作品は、余命わずかとなった元天下無双の剣士・李相夷が李蓮花の名前で江湖を放浪しながら陰謀を暴いていく武侠ドラマだ。記事は「『蓮花楼』は今年の夏シーズンで好評を博したドラマの一つ。映画・ドラマの情報サイトの豆瓣(douban)では10点満点中8.2点を獲得している(※19日現在は8.3点)」などと伝え、作品の成功はチョン・イーの演技抜きには語れないと指摘。李蓮花も演じるのが難しい役だが、チョン・イーには「天が選んだ李蓮花」「チョン・イーの気質はこの役にぴったりで、演技も繊細」との称賛がドラマファンから寄せられたことを紹介した。(翻訳・編集/野谷)
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