今夏ヒットしたファンタジー時代劇ドラマ「長相思」でブレークした中国の俳優ドン・ウェイ（鄧為）がカバーを飾ったファッション誌の売上額がいきなり歴代10位内に入る快挙を達成した。

「長相思」で人気沸騰した28歳のドン・ウェイは、ファッション誌「madame FIGARO」9月号のカバーを飾り、3種類のカバーでそれぞれディオール、ジャンバティスタ・ヴァリ、ラウルミシュラの2023年秋冬コレクションを披露した。

同誌は中国で11日に発売され、ネットでは発売から30分で16万部、700万元（約1億4000万円）を売り上げ、さらに2時間半で850万元（約1億7000万円）を突破。19年のドラマ「陳情令」でブレークしたシャオ・ジャン（肖戦）が同年、同誌のカバーを飾った時の547万元（約1億1000万円）の数字を一気に抜き去った。

また、13日には売り上げ部数が23万部を超え、売上額も1000万元（約2億円）を突破し、芸能人がカバーを飾った雑誌の売上額を示すランキングでいきなり7位に登場。なお、同ランキングでは同じく「陳情令」でブレークしたワン・イーボー（王一博）が1位で、トップ10のうち7つを占める人気を示している。

同じく13日、美容品メーカー・スキンシューティカルズ（Skinceuticals）がドン・ウェイのアンバサダー起用を中国のSNS・微博（ウェイボー）で公開したが、発表から2時間で同メーカー商品の販売額が3000万元（約6億円）に達したことが明らかに。中国メディアは反響の大きさと異例の快挙にメーカー側も驚いていると報じた。（Mathilda）