「辛いもの好き」は身分が低い?ネットユーザーが反論、投稿者がアカウント削除に追い込まれる―中国

Record China    2014年8月3日(日) 16時10分

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1日、中国版ツイッターにこのほど、「辛いもの好きは身分が低い」と書き込んだユーザーが批判を受け、アカウント削除に追い込まれた。写真は四川省の激辛料理「毛血旺」。

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2014年8月1日、「私たちは辛い食べ物を好んで食べる人を見下す傾向にある。というのも、しょっぱいおかずや辛いおかずを好むのは、肉体労働者だけだから」−ネットユーザー「@荷碧」さんはこのほど、このような意見を中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿、ネットユーザーから大きな反響が起こった。多くのネットユーザーは「悪意のある、でたらめな分析だ」と反論した。その後、「@荷碧」さんはこの投稿を含む過去の全投稿を削除した。南方日報が伝えた。

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「@荷碧」さんは7月29日、「私は大変な甘いもの好き、いわゆる甘党だ。この嗜好は小さい時から育ってきた土地、つまり呉越(注:現在の浙江省と江蘇省の一部)と関係があると思う。私たちは辛い食べ物を好んで食べる人を見下す傾向にある。というのも、しょっぱいおかずや辛いおかずを好むのは、肉体労働者だけだから。呉越地方では、歴朝歴代、経済的に恵まれた家庭に育ち、ぜいたくに悠々と生活を送る人が多くを占めていたのではないだろうか」と書き込み、甘味デザートの写真4枚がアップされていた。

多くのネットユーザーは、「この投稿主は味の好みの違いは身分の違いによるものだと考えている。これは人を格付けするものであり、公平な見方とは言えない」と反発、「@荷碧」さんに非難が集中した。

特に、重慶、四川、湖南、江西など辛い食べ物を好む地域のネットユーザーは、「甘いものを好んで食べて優越感に浸る人間がいるなんて、まったく予想もつかなかった!」とそのいい加減さを厳しく攻め立てた。また、「呉越の地」である浙江のネットユーザーも、「われわれ浙江人も辛いものが大好きだ。辛いもの好きをそれほど攻撃しなくても良いのではないか?」と反撃した。

この「@荷碧」さんの投稿は2日間で3万6000回以上転送され、1万3000件以上のコメントが寄せられた。「辛いもの好きは身分が低い」は微博の人気ワードとなり、7月31日の時点で閲覧数は300万を超えた。

同時に、「@荷碧」さんの注目度も高まり、フォロワー数は13万を上回った。プロフィールを見ると、「浙江紹興出身」「2003年に広東の某大学を卒業」と表示されている。微博では常に「抜群の風格」「満ち溢れた才気」などと自画自賛している。「これも悪意あるでたらめでは?」と疑う声も上がっている。

多くのネットユーザーからの反論に遭い、「@荷碧」さんは問題の投稿を削除、さらにはアカウント上の過去の投稿4500件余りもすべて削除した。7月30日夜、「@荷紺」さんは「決して売名目的ではなかったし、でたらめを言うつもりもなかった」と投稿した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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