人民網日本語版 2023年9月19日(火) 7時0分
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中国のコスメ商品が3年ほど前から日本で販売されるようになり、売り上げを急速に伸ばしている。写真は中国のコスメブランド「完美日記(パーフェクトダイアリー)」のアイシャドーを手にする女性。
中国のコスメ商品が3年ほど前から日本で販売されるようになり、売り上げを急速に伸ばしている。日本輸入化粧品協会の2022年のカラーメーキャップ化粧品輸入実績統計によると、中国からの輸入が前年比約44%増の104億円と、フランスと韓国に次いで3位となっている。さらに、今年上半期、中国からのカラーメーキャップ化粧品の輸入は同約45%増の約61億円に達し、その順位を2位に上げた。うち、アイメーキャップ類は同51%増の34億円でトップに立っている。新華社が伝えた。
中国のコスメブランド「心慕与你(INTO YOU)」は2020年に日本に進出して以来、リップグロスの販売数が43万本以上に達している。日本における「心慕与你」の商品販売を手掛けている麗知の楊茜社長は新華社の取材に対し、「今年は売上高倍増が目標」と語った。
東京に住む20代の女性・豊珍さんは銀座にある百貨店で中国のコスメブランド「完美日記(パーフェクトダイアリー)」のアイシャドーを購入し、「CMのモデルのメークがとてもかわいかったので、ちょっと派手な中国風メークを試したくてたまらなくなった」と話した。
中国で近年、誕生から間もなく中国市場で高い人気を集めるようなコスメブランドが登場している。そして、多くのブランドがその目を海外市場へと向けるようになっている。中国税関総署の統計によると、今年上半期、中国のコスメ商品・スキンケア用品の輸出額は前年同期比23.7%増の30億3000万ドルに達した。
中国のコスメ商品を使ったことがあるという日本人女性からは、中国風メークに対するイメージについて、華やか、カラフル、テンションが上がるといった声が寄せられている。
英誌エコノミストが最近掲載した「日本の若者の間で人気の中国人女優のメーク」というタイトルの記事は、「日本のメークの達人は今、中国風メークにはまっている。以前のファッションブームといえば、日本から中国へと波及することが多かった」としている。
日本では2019年から中国風メークがブームとなり、日本のネットユーザーは完璧な顔立ちの中国人女性を「チャイボーグ」と呼ぶようになった。「チャイボーグ」とは、「中国(China)」と「サイボーグ(cyborg)」を組み合わせた造語。今では、輪郭がはっきりとし、真っ赤な唇の中国風メークが日本の若い女性の間で人気になり、日本のファッション文化のラインナップをさらに充実させている。
日本で美容系ユーチューバーとして中国風メークを紹介している「鹿の間」さんの中国風メークのメイクアップ動画は再生回数が100万回を超えている。毎日新聞は、鹿の間さんの「中国メークは内面の強さや自信が表れていて新鮮」というコメントを紹介している。
天津科技大学外国語学院・日本語学科の趙俊槐主任は、「中国風メークが日本で流行しているということは、民間友好交流の有力な裏付けとなっている。このような流行や傾向により、両国の国民の感情や心理的な距離が縮まるのは確実で、その踏み込んだ交流に積極的な影響を与えるだろう」との見方を示す。
ウェブサイト・日経アジアの記事には、「中国風メークが日本で流行しているということは、若者の世代は常に外来文化やブームを受け入れることができることを示している。この点について、全ての世代の人が学ぶべき価値がある」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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