Record China 2023年9月19日(火) 21時0分
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中国のサッカー専門メディア・射門中国は18日、中国スーパーリーグの北京国安でユースチームのディレクターを務めるパトリック・ラドル氏が中国サッカー協会を批判したと報じた。
記事によると、オランダ出身で5年間にわたって中国サッカーに携わってきたラドル氏は「北京国安はアジア一流選手を輩出できるか」と問われ、「どの国にも可能なのになぜ中国はだめなのか。それは、中国サッカー協会の問題が大きいからだ」と指摘。「中国人選手はスピードがあり、身体能力も優れており、サッカーをよく理解している。しかし、サッカー協会には全体的な計画が欠けている」と述べた。
ラドル氏はこの5年間について「全体的な水準について言えば間違いなく後退した。経費があればレベルの高い外国人助っ人を呼んでくればいいが、なければユースから人材を発掘するしかない。私はメキシコで外国人選手のいない唯一のチームにいたが、自国出身選手のレベルが高く、多くのファンを得た。中国のクラブもこのように発展していくのが良い。その前提は、中国サッカー協会がもっと責任を持つことだ」と指摘した。
その上で、「北京国安も山東や泰山のように自らのトレーニング拠点を持つことを期待したが、残念ながら実現しなかった。現在、U-13~U-16の選手たちは115の中学校と協力している。最も理想的なのは全ての選手が同じ拠点で練習することだが、北京ではこれを実現するのは難しい。多くの国で仕事をしてきたが、北京が最も難しい」と説明。「われわれはいつも、急に試合の日程を変えられたり、会場が決まるのが遅かったりしている。これはプロクラブのユーストレーニングに非常に不利だ」と指摘した。
また、「日本や韓国と比較した場合、もし中国が何の調整も行わなければ永遠に彼らに追いつくことはできないだろう。例えばコーチの研修。われわれのコーチはよくサッカー協会の研修に行き、等級証をもらってくる。私は、彼らがどんなことを学んできたのか、トレーニングや試合にどのように応用するのかを見るが、彼らが学んだものは先進的でないと感じる」と述べた。
そして、「サッカー協会のコーチング課程は年齢によっていくつかの段階に分けるべきだ。子どもは年齢段階によってトレーニング方法も違う」としたほか、ゴールキーパーコーチなど専門性のあるコーチを育成することも必要との認識を示した。(翻訳・編集/北田)
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