中国の俳優チャン・ジャーハン（張哲瀚）がこのほど、マレーシアで開催したソロコンサートのステージで、ブレーク作となったドラマ「山河令」のプロデューサーをしのんで歌を披露した。

今年5月にタイ・バンコクでのコンサートが好評だったチャン・ジャーハンが17日、マレーシア・クアラルンプールのMega Starアリーナでコンサートを開催。この日のステージでは約3000人のファンの前で、今年6月に肝臓がんで急逝した「山河令」のプロデューサー、マー・タオ（馬韜）氏をしのび、ドラマの主題歌を披露した。

「山河令」によりブレーク作に恵まれたチャン・ジャーハンにとって、マー・タオ氏はかけがえのない恩人で、ステージ上では感極まって涙を見せる場面も。自分のコンサートをぜひ見てほしかったことを口にし、「リハーサル中も知らず知らずのうちに彼女を思っていた。どうか空の上で僕の歌を聴いてほしい。彼女には感謝の思いしかなく、僕の心の中でずっと生きている」と心境を語った。

「山河令」でのブレーク後、トラブルに見舞われ俳優業から離れているチャン・ジャーハンだが、コンサートでは自身が思い入れの深い一曲で、台湾の女性歌手ツァイ・チン（蔡琴）のヒットソング「給電影人的情書」（映画人に贈るラブレター）を披露。この曲に込めた思いについて、「僕が引き続き演じることを多くの人が期待しているのは知っているし、僕自身も同じ思いでいる。そのために今後も努力を続けたい」と語っており、その念願がかなうまで、これからのコンサートでも引き続き同曲を披露していくことをファンに約束した。（Mathilda）