Record China 2023年9月22日(金) 15時0分
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21日、日本テレビホールディングス株式会社はアニメ制作会社のスタジオジブリを子会社化することを発表し、中国のネット上ではさまざまな反応が見られた。写真は三鷹の森ジブリ美術館。
2023年9月21日、日本テレビホールディングス株式会社はアニメ制作会社のスタジオジブリを子会社化することを発表し、中国のネット上ではさまざまな反応が見られた。
同日に行われた取締役会で日本テレビは、子会社の日本テレビ放送網がスタジオジブリを10月6日付で子会社化することを決定。スタジオジブリ本社で会見を開き発表した。
会見では、日本テレビ代表取締役会長執行役員の杉山美邦氏とスタジオジブリ代表取締役社長の鈴木敏夫氏が出席し、今回の経緯を説明。鈴木氏によると、鈴木氏が75歳、ジブリ作品の監督を務めてきた宮崎駿氏が82歳で、長らく後継者問題で悩んでおり、宮崎氏の長男である吾郎氏が候補に挙がったこともあったが、吾郎氏はこれを固辞。宮崎氏も吾郎氏がスタジオジブリを継ぐことには反対の意を示していたという。
スタジオジブリは1985年に「風の谷のナウシカ」をテレビで初放送して以来、つながりのある日本テレビに経営の部分を任せる方針を固め、子会社化を了承。杉山氏は「スタジオジブリは日本を代表するアニメ制作会社」とした上で、制作体制を最大限支援すると表明した。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では複数のメディアやアカウントがこれを伝えており、ネットユーザーからは驚きと共に、さまざまな声が寄せられた。
スタジオジブリ子会社化に肯定的なネットユーザーからは、「いいことだ。お二方(=鈴木氏と宮崎氏)の年齢も大台に乗ったことだしね」「いい知らせだと思う」「問題ないよ。むしろ経費の面で心配することが少なくなるだろう」「日テレが過度に干渉しなければ大丈夫さ」などのコメントが寄せられた。
一方で、「え!?(スタジオジブリは)今まで通りだよね?」「作画やストーリーに口出しされることとかないかな」など今後のジブリ作品への影響を心配する声も上がった。このほか、「宮崎監督時代のジブリはもう終わってしまうんだな…」「歴史的瞬間を見た」などのコメントを残すネットユーザーもいた。(翻訳・編集/柳朱音)
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