習近平国家主席は22日午後、浙江省杭州市の西湖国賓館で、第19回アジア競技大会（杭州アジア大会）の開会式に出席するために中国を訪れているクウェートのミシャル皇太子と会談しました。

習主席は会談で、「クウェートは中国と最も早く国交を樹立した湾岸アラブ国家であり、最も早く中国と『一帯一路』協力覚書に調印した中東国家でもある。国交樹立以来の52年間、とりわけ両国が戦略的パートナーシップを確立して以来の5年間、両国関係は大いに進展し、さまざまな分野で豊かな協力成果を収めた」と高く評価しました。

習主席はまた、「中国はクウェートが国家の主権と領土保全を守ることを支持し、クウェート側とともに、内政不干渉という発展途上国にとって、国の安定を維持するうえでの黄金法則を守っていく」と強調したうえで、クウェート側との発展戦略のマッチングを深め、投資、エネルギーやインフラ施設、環境ガバナンス、デジタル経済などの分野における協力を強化し、法執行の安全やテロ取締り協力、人的往来と文化交流を密接にしていくことに期待を寄せました。

ミシャル皇太子は友好国である中国と中国国民が間もなく新中国成立74周年の国慶節を迎えることに祝賀の意を表し、習主席の打ち出した「一帯一路」イニシアチブ、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブは、人類の平和と進歩の推進という崇高な目標にとって重大な意義があり、クウェートは断固としてこれを支持し、積極的に参加していくとの考えを示しました。

双方は会談後、両国の二国間協力に関する五カ年（2024～2028）計画共同声明や再生可能エネルギー、インフラ建設、環境ガバナンスなどの分野に及ぶ多項目の協力文書の調印式に立ち会いました。（提供/CRI）