米国が中国に仕掛ける半導体戦争はなぜ失敗に終わるのか―露メディア

Record China    2023年9月26日(火) 5時0分

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25日、環球時報は米国による中国との「半導体チップ戦争」について「どうして米国は失敗に終わるのか」と題したロシアメディアの評論を紹介した。

2023年9月25日、中国史・環球時報米国による中国との「半導体チップ戦争」について「どうして米国は失敗に終わるのか」と題したロシアメディアの評論を紹介した。

記事は、ロシア・トゥデイの24日付報道を引用。米国はロシアや中国のハイエンド半導体技術獲得を阻止することで軍事、科学技術、経済発展を封じ込められると考えており、新たな冷戦の焦点になっているとする一方で、時間がたつにつれこの作戦が成果を生んでいないどころか中国による国産半導体チップや次世代技術の開発を加速させる結果になっていると指摘した。

そして、米国の政策が目標を達成できない理由として、米国による制裁がかつて一極化の時代に形成された「怠惰な万能の解決策」であることを挙げ、「かつての一極集中の時代、米国は力の差を利用して制裁によって小国を経済的、技術的に孤立させ、貧困に陥れてきた。しかし、世界情勢が多極化し、権力が分散化するにつれて、米国が相手を全面的に孤立させることは難しくなった」と論じた。

その上で、米国は今なお「ライバルに技術革新は不可能であり、デカップリングを進めれば優位に立てる」という一極的自己満足を持ち続けており、「時代の流れに抗い、自国に有利な世界へと時計の針を戻そうとしている」と指摘する一方で、半導体は今や地政学的な戦いにおける究極の資産であり、資金、資源、専門知識をすべて持っている今の中国が技術革新に失敗すると考えるのは甘いとした。そして「米国は独占の維持に失敗した上に、世界の半導体サプライチェーンを露骨に武器化したことで、他国に自律的な戦略を取らせることになった」との見解を示した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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