「日本やドイツの爪切りの方が使いやすい」専門家の発言に中国ネットで反論殺到=「日本の爪切りは…」

Record China    2023年9月26日(火) 19時0分

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中国の専門家が「爪切りでさえも日本やドイツの製品の方が使いやすい」と発言したことが、中国のSNS上で賛否を巻き起こしている。

中国の専門家が「爪切りでさえも日本やドイツの製品の方が使いやすい」と発言したことが、中国のSNS上で賛否を巻き起こしている。

中国発展研究基金会理事長で国務院発展研究センター元副主任の張軍拡(ジャン・ジュンクオ)氏は23日に行われた2023年中国実体経済発展大会でスピーチした際、「わが国の製品の品質における一部の先進国との差のかなりの部分は技術によるものではなく、理念、意識、管理などの差によるものであることに着目しなければならない」との見方を示した。

その上で、「製造する製品の種類は先進国よりも多く、われわれは何でもある状態と言っていい。しかし、品質の良し悪し、使いやすいか否かを論じるなら、往々にしてドイツや日本といった先進国に追いつけない。食品・医薬品から、家具・家電、包丁・鍋といった調理器具などほぼすべての種類に及び、ひいてはちっぽけな爪切りでさえもドイツや日本製のものが使いやすいと考えられている」と述べた。

張氏は、「ドイツなどで機器を製造する技術者は一般に少なくとも7~8年の経験があり、中には一生それに携わる人もいる。そのため、多くの技術的な『秘訣(ひけつ)』を持っている。一方、わが国ではハイレベルな技術者が深刻に不足しているだけでなく、往々にして数年もたたずに転職してしまう」とし、継続性の無さが問題だと指摘した。

しかし、中国のネットユーザーからは「30年前の原稿を読んでるだけだな。お疲れ」「数十年も念仏を唱えていたから、深く信じ切ってしまって疑うことを知らないのだな」「2023年にもなって日本を持ち上げる人がいるとは」「日本やドイツは半導体も飛行機も新エネ車も駄目で、ついに爪切りを自慢するようになったのか(笑)」「日本の爪切りは昔は使いやすかったけどスイス製の方が使いやすいと気付いた」「爪切りやカミソリは張小泉をお薦めするよ。以前はジレットを使っていたけど張小泉は価格が半分でより使いやすい」といった批判や反論が殺到した。

また、「価格によるだろう」「価格を見ればいい。高ければ良いものであるのは当然」「品質の良し悪しだけを語り、コストや生産量、価格には一切言及しないというね」「外国製が使いやすいというなら貿易黒字はどこから来た?なぜ世界はわれわれの製品を買いまくっているのか」「実際、ほとんどの物を中国が代わりに作ってる。それに海外のブランドをくっつけて売ってるだけ」「差はあると思うし、われわれはずっと追いかけている。しかし、彼が言うほど大きくないことは間違いない。時代は変わり、技術は更新され、中国製造は日進月歩」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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