人民網日本語版 2023年9月26日(火) 16時30分
拡大
安徽省合肥市で開催中の世界製造業大会2023には、グローバル製造業の多くの代表的成果が集中的に展示された
(1 / 3 枚)
量子コンピューター、動力推進ロケット、速度600km/hで走るリニアモーターカー、8万トンの鍛造プレスなど、安徽省合肥市で開催中の世界製造業大会(WMC)2023には、グローバル製造業の多くの代表的成果が集中的に展示された。
【その他の写真】
今大会は「スマートで世界を作り・素晴らしさを創造」をテーマに、展示エリアは約8万平方メートルに上った。会場ではシャープな外観の列車の前に長い行列ができていた。この大型の展示物は、中国が独自に開発した速度600km/hの高速リニアモーターカーだ。それを製造した中国中車のスタッフは、「高速リニアは都市圏内の通勤、都市間の大都市圏化、都市圏間の相互接続などを実現するものとして、世界中で注目されている」と述べた。
中国宝武鋼鉄集団の展示エリアには、円形で厚みのある高速鉄道の車輪からセミの羽のように薄い「手で破れる鉄鋼」まで、さまざまな特殊鋼材がずらりと並び、鋼材製造の粋が集められた。
薄い半導体とスクリーンが豊かなスマートライフシーンを生み出している。今大会の集積回路・新型ディスプレー展示エリアでは、京東方科技集団の展示ブースに設置された8K高精細・裸眼3Dデバイスの前に大勢の人が集まり、スクリーンが映し出すビール瓶の王冠が跳ね飛び、ビールの飛沫がディスプレーの外に飛んできたような映像を眺めていた。スタッフは、「これは京東方が独自開発した110インチ裸眼3Dディスプレー端末で、3Dメガネをかけなくても3D視覚効果を体験できる」と説明した。
端末製品にとって、CPUやGPUなどのロジック半導体は頭脳とみなされ、各種の計算やコントロールの任務を担っている。半導体メモリのDRAMは記憶を司る大脳皮質のようなもので、十分なメモリの容量と速度があって初めて、ロジック半導体の効率よい働きを保証することができる。
長鑫存儲技術の展示ブースには、DRAM半導体メモリの関連製品が展示され、中には12インチDRAM記憶装置シリコンダイ、DDR4半導体メモリ、8GBのDDR4メモリモジュールなどが並んだ。同社のブランド広報部の荘巧褘(ジュアン・チアオウェイ)マネージャーは、「DRAM半導体はグローバル半導体産業市場で約15%の割合を占め、2022年の市場規模は約800億ドルだった」と説明した。
インダストリアルインターネットが各業界にエンパワーメントしてデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させている。
国網安徽電力の国家級ポストドクター科学研究ワークステーションの展示ブースでは、金属のボードを背負った黒いロボット犬が走り回っていた。 国網安徽電科院変電技術センターの責任者の張晨晨(ジャン・チェンチェン)さんは、「これは当社と科大訊飛が共同開発した電動四つ足歩行声紋点検ロボットで、この『犬』は聞くことも見ることもでき、音響測位と可視化された情報技術(OT)を利用して、変電設備の部分的な放電、機械の緩み、ガス漏れなど欠陥がある部分を探り当てる。ロボット犬の活動性という優位性を利用すれば、複雑なシーンで無人化された広範囲の点検を行うことが可能だ」と述べた。
新エネルギー自動車は今やメード・イン・チャイナの新しいシンボルだ。今大会の会場には、比亜的(BYD)、奇瑞、江淮、蔚来、理想など複数の新エネ車ブランドが勢揃いし、ミリ波レーダー、スマートコックピット、路車協調などのキーワードが、業界の専門家と来場者の間で広く関心を呼び起こした。
奇瑞が出展した「第3のプライベート空間」スマートコックピットの体験コーナーに大勢の来場者が詰めかけた。コックピットでは、柔らかい素材の超大型スクリーンに裸眼3D対応のメーンコントロールパネルが映し出され、空中で操作すれば、運転者は自動車システムを正確に操縦することができる。現場のスタッフは、「このスマートコックピットは製品のひな型で、将来にはスマートコネクテッドカーが豊富な産業エコシステムを形成することになるだろう」と説明した。
このほか、今大会には新エネ車産業サプライチェーン展示エリアも設置され、新エネ車のサプライチェーン、ドローン、完成車、スマートコネクテッド、「三新(新たな産業・業態・ビジネスモデル)」展示品の5つのブロックが設けられ、産業チェーンの最先端の技術と最新の成果が全面的に展示された。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
この記事のコメントを見る
Record China
2023/5/1
2023/4/25
2023/4/4
2022/11/15
2022/10/28
2022/10/4
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る