高額な駐車料金に驚き、レンタカー利用の訪日観光客へ注意喚起―香港メディア

Record China    2023年9月28日(木) 6時0分

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26日、香港01は、レンタカーを利用する訪日観光客が高額な駐車料金を払わされるトラブルが増えていることを伝えた。

2023年9月26日、香港メディアの香港01は、移動手段にレンタカーを利用するのを好む訪日香港人観光客が、旅行中に高額な駐車料金を払わされるトラブルに巻き込まれていることが増えていると伝えた。

訪日旅行の際、電車などの公共交通機関の運行状況でスケジュールや行動範囲などに制限されたり、混雑に巻き込まれるのを避ける目的や、荷物を運ぶのに便利だという理由で、レンタカーを利用する香港人観光客は多い。16年時点での観光庁の統計によると、訪日観光客全体のレンタカー利用率は平均5.2%だったが、香港人に限定した場合は15.4%だった。さらに訪日旅行でレンタカーを利用する香港人の客層は、香港で車を所有している富裕層が多いという。

記事は、「レンタカー利用は自由で便利だが、土地勘のない外国ではどこに駐車するかも大問題だ。ネット上では日本旅行の際に駐車場のシステムがわからないまま、高額な駐車料金を払わされた経験をシェアする人が多い」と紹介した。「上野御徒町のコインパーキングで3時間駐車したら、10分550円の計算で16500円も請求された」という体験談を、あるネットユーザーが中国本土のSNS・小紅書(RED)でシェアしたところ、他のネットユーザーからは「日本の駐車場は『ぼったくり』が多く、看板の注意書きを細かく読まないとわなにかかって、高額な駐車料金を払わされる」「詐欺に近い」とトピ主の不幸に不満を示すコメントが多く寄せられたという。

記事は、「駐車料金のわなにかかるのは香港人だけではない。日本人も沢山巻き込まれている。読売新聞の報道によると、国民生活センターには駐車料金の高額請求に関する相談が毎年数百件寄せられている」と説明し、「駐車場の看板の大部分は日本語しか使われておらず、英語や中国語の翻訳はついていない。だから多くの利用者が『智商税(IQ税=無知の代価、勉強代)を払うことになる」と指摘した。


そして、「日本の駐車場で高額料金のわなを避ける方法」として、「最大料金に注意」「時間帯と料金体系の違い」「料金体系は分単位が多い」の三つを紹介した。「最大料金に注意」については、「日本の駐車場の看板には『24時間最大1000円』のような、最大料金が24時間ごとに繰り返し適用されるかのような表記が多いが、看板の端に『24時間最大料金』を利用するための『夜10時から朝8時までに駐車』などのような条件が、細かい文字で書かれているケースが多い。『最大料金』が24時間ごとに繰り返されるのか、回数制限があって、24時間後は60分300円のような通常の料金体系で計算されるのか、各駐車場でそれぞれ書き方も違っているので、翻訳ソフトで詳しく確認した方が安全だ」と述べた。

「時間帯と料金体系」については、「駐車場は平日と週末、祝日で料金体系が変わるほか、1日の内でも日中や夜など時間帯によって変わる。看板上は24時間制でさまざまな時間帯の料金体系があることを明らかにしているが、お得な料金体系の時間帯を特に大きな文字で明示し、その横に時間帯の制限を小さい字で書いている。注意していなければ致命傷を負う」とした。

また、「料金体系は分単位が多い」については、「パーキングの看板を見つけた時、先入観で料金を1時間単位で計算していると勘違いすると非常に危険だ。このような利用者の心理を突いてきて、10~30分単位で料金を加算する駐車場は少なくない。1時間500円と思って駐車してみたら、10分単位で料金が加算されていたとなったら損失は小さくないだろう」と述べた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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