「呪術廻戦」は漫画の王道パターンから完全に外れている!?中国ネットで議論呼ぶ

Record China    2023年9月29日(金) 23時0分

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27日、日本の漫画「呪術廻戦」は以前までの漫画のパターンと異なるという評価がネットユーザーの注目を集めた。

2023年9月27日、日本の漫画呪術廻戦」は以前までの漫画のパターンと異なるという投稿が中国のSNS・微博(ウェイボー)で注目を集めた。

微博で585万超のフォロワーを持ち、アニメ情報を発信するアカウントは、「みんなが気付いているか分からないけど、芥見下々氏は“解説”が好きみたいだ。以前の漫画家は最初に伏線を張っておいて、後になってそれを回収する。読者は少ない手がかりの中で推理をして、前後のシーンを照合し、みんなと一緒に(伏線を)探すことで一種の達成感が得られるんだ」とした上で、「でも芥見下々氏は完全にその逆で、ある一つの物事(キャラクターの技や術式)が起きた後に、なぜそうなるのかと解説を挟んでいる。途中でキャラクターに設定や術式を付け足したり、何か新しい能力をもたせがちなんだ。これは完全に漫画の基本的なパターンから外れていて、『呪術廻戦』は特に設定の付け足しが目立つ作品だ」と述べた。

また、「もしかしたら最近の漫画家と編集者は長編漫画を描く力が乏しいってことも考えられる。物語が進むにつれて、設定やストーリーやキャラクターが崩壊していって、一貫させることができない。純粋に思いついたものは何でも描くっていう感じなのかもね」とも言及した。

同投稿はネットユーザーの反響を呼び、1万以上の「いいね」を獲得。ネットユーザーからは、「ようやく自分がなぜこの作品が凡庸だと思うか分かった。やっぱり設定の付け足しが多すぎるんだよね。画風が好みだしキャラクターがイケメンだから今も見ているけど、ストーリーそのものは本当に普通って感じる」「分かる。だから自分も追いかけなくなった。途中で新しい設定が加えられたりと、1話ごとの情報量が多すぎる」など投稿者に共感を示すコメントが寄せられた。

ほかにも、「最初に『呪術廻戦』を見た時は、両面宿儺の指を集めていく内に主人公も成長するような物語かなと思ったんだけど、突然呪術師の世界を創ると言って指が関係なくなってしまった」「解説があること自体は問題ない。『呪術廻戦』の設定は他の漫画からかき集めてくっつけたみたいに感じる。それが一番よくない」「本質的には感情的な創作だよ。思い付きで始めて十分なストックもなく、様子見ながら進んでいるような感じさ」などの声も上がった。

一方で、「多くの漫画家は規模の小さいストーリーや厳格な設定を想定しているわけじゃない。それにみんながみんな、高いストーリー構成力を持っているわけでもない。でも、自分が高いストーリー構成力を持っていないと自覚して、時間を別の部分に注ぐやり方だってある。それはそれでいいじゃないか」「自分は型にあてはまらないことは全然問題ないと思う。だって、全ての漫画家が長期間の伏線を張ることが好きって訳じゃないんだから」など漫画家の立場に触れるコメントも見られた。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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