「シャインマスカットは危険」の情報飛び交う、本当なのか―中国メディア

Record China    2023年9月29日(金) 18時0分

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28日、安徽網は、高級ブドウ品種シャインマスカットの安全性をめぐる憶測が中国のネット上で飛び交っていることについて、専門家が情報を否定したことを報じた。

2023年9月28日、中国メディアの安徽網は、高級ブドウ品種シャインマスカットの安全性をめぐる憶測が中国のネット上で飛び交っていることについて、専門家が情報を否定したことを報じた。

記事は「ブドウのエルメス」と称され、かつては500グラム数百元で売られていたシャインマスカットが値崩れを起こし、今や同10元(約200円)にまで下落したと紹介。また、最近ではネット上で「シャインマスカットは栽培過程で何十回も農薬が与えられるので、残留農薬が大幅に基準を超えている」「シャイマスカットには人工甘味料が用いられている」「シャインマスカットが1カ月も保存できるのは、薬品水漬けにするからだ」などといった情報が飛び交っており、消費者を不安にさせていると伝えた。

その上で、浙江省農業科学院農産品品質安全・栄養研究所の専門家がこれらの情報を事実ではないと否定し、残留農薬問題については「何十回も農薬を与えるというのは根拠のない情報であり、通常は5〜10回で十分効果が得られる。そして、シャインマスカットは開花期と幼果期に集中的に農薬を散布し、収穫期までは長い時間がある。大部分の農薬は半減期が7〜14日で、なおかつ雨で流れたり紫外線で分解されたりするため、残留農薬が基準値を超えるような状況は起こらない」と説明したことを紹介した。

また、長期保存が可能な点については「他のブドウ品種と異なり果肉が硬く、輸送や長期保存に適している。無菌状態の冷蔵保存であれば1カ月腐らないというのも不思議ではない。大規模な専門の保存設備なら3カ月前後まで保存できる」と説明し、甘さについても「シャインマスカットは糖の含有量が多いのが特徴。糖度は20%前後で、26%に達することもある。昼夜の温度差が大きく異なることで糖分が蓄積しやすくなり、シャインマスカットの甘さが出る。人工甘味料を使うなど、絶対に有り得ない」と語ったことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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